クラフトビール最大手のヤッホーブルーイングはメーンブランド「よなよなエール」のリニューアルを発表した。発売開始から20年の節目として、レシピを大幅に改良。10月中旬から全国の小売店で販売する。

 当社が全国展開の第一号として売り出したよなよなエールは、クラフトビール先進国である米国で象徴的な存在といわれるアメリカンペールエールというスタイルを採用。発売以来、理想のエールビールの味を目指して少しずつ改良を続けてきたが、製造技術の開発とノウハウの蓄積が進み、理想の味に極めて近づけるようになったため、レシピの刷新に踏み切ったという。

「よなよなエール」はパッケージデザインもリニューアル。色合いを発売当時のオリジナルデザインに戻した
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かんきつ系の爽やかな香りが前面に

 新旧を飲み比べてみると、その違いに驚いた。アロマホップの代表とされるカスケードホップを増量し、グレープフルーツやレモンのようなかんきつ類を想起させる爽やかな香りが従来よりも際立っているのが特徴。後味はホップの苦味が強く、かつ長続きする印象だ。

 醸造責任者の森田正文氏は、「カスケードホップを増量するだけでは雑味も同時に立ってしまう」と語る。そこで、カスケードホップのほかに数品種のホップを少量ずつ調合し、コクや飲みやすさとのバランスを取ったという。「よなよなエールのファンだけでなく、クラフトビールをまだ飲んだことがない“ビール好き”にも楽しんでもらえる味を目指した」と井手直行社長が語るように、より飲み応えのある味に仕上がっていた。

鮮烈なホップの香りが印象的。余韻も楽しめる
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