昭和歌謡の合唱がブームに

2タイプ同時リリースしたシングル「愛でしばりたい」がオリコンデイリーCDランキングで1位を獲得
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 健康センターでの活動を地道に続け、最新シングルがオリコンデイリーCDシングルランキング1位(3月13日付)になるまで上り詰めた。あえてムード歌謡を武器に選び、40~50代女性やシニアのハートをつかんだ。結成後しばらくは伸び悩んでいたが、純烈の熱狂的なファンを取り上げた深夜番組が昨年秋に話題となり、知名度が急上昇。3月に発売したシングルの売り上げは約4万枚を記録した。ライブでは、メンバーが客席に下りてファンと握手して回るなど、“会えるアイドル”であることも人気の要因だ。

客席でファンと握手。20~30代のファンもいるが中心は40~50代の主婦層だ
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健康センターの大広間で所狭しと踊る
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 中高年を中心に人気を集めるタレントは他にもいるが、純烈の強みは5人組であること。「推しメン」を選べる楽しさがシニアにも受けている。また、イベントではCD販売と同時に、購入者特典としてメンバーとの撮影会も行いファンの数を地道に増やす。「会いにいける」「推しメン」「撮影会」の三拍子がそろった、演歌・歌謡曲界の「AKB48的ヒット」ともいえる。

 シニアの間では合唱がブームとして盛り上がりつつあるが、なかでも人気なのが、昭和歌謡の合唱。大学のコーラスグループなどが歌謡曲やフォークソングを合唱で歌い上げる「日本名曲アルバム」(BS-TBS)が特に注目されており、番組のコンサートにはシニアが殺到するほど。なじみ深い歌謡曲を若い世代が合唱するというギャップがシニアに響いているようだ。

「日本名曲アルバム」の合唱を収録した2枚組歌謡曲を合唱しDVDは、3月に3タイトルを発売
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童謡や唱歌だけでなく、昭和の歌謡曲も合唱で歌う「日本名曲アルバム」(BS-TBS)
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(文/日経トレンディ編集部)

(※日経トレンディ2017年8月号の記事を再構成)