大きくても設営工程が少ない進化系ワンポールテント

ビッグアグネス「ロイヤルホテル」「ミントサルーン」

 1人用や2人用の小さいテントであれば設営はそれほど難しくないが、サイズが大きくなるとフレームをいくつも交差させるなど、複雑な構造のテントも少なくない。そうなると設営はとても難しく、コツが必要になる。それで時間がかかっては、小さな子どものいる家族連れなどはつらい。できれば大きいサイズのテントでも、時間をかけずに簡単に設営できるものを選びたいところだろう。

 そこでお薦めしたいのが、米国コロラド州の街、スチームボートスプリングス近くにあるアグネス山をブランド名の由来に持つ、北米市場で高いシェアを占めるテントのトップブランド、「ビッグアグネス(Big Agnes)」の「ロイヤルホテル」だ。このテントはワンポールテント(1本のポールで立てるテント)で、簡単に設営できるのに、6人が横になれるという大きさがある。

 テントの中心にポールを立て、外周にペグを打ち込んで固定するというシンプルな構造ながら、出入り口のフレームとペグによって床面積が305×229cm、高さは最大213cmを確保。出入り口から152cm伸びている広めの前室も、子どもが出入りに時間がかかったり、脱いだ靴の数が多くなったりする家族連れにはありがたい作りだ。

ビッグアグネス「ロイヤルホテル」(5万4000円)
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中央のポールによって天井が高く、中は広々とした空間に。ポール系パーツが少ないので総重量4.59kgとほかの大型テントと比べて軽く持ち運びやすい
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 一方、黄色と白樺プリントが目につく「ミントサルーン」は最大8人が横になれる大型ワンポールシェルター。こちらもテント本体をワンポールで立ち上げるタイプで、高さは254cmもあり、フロア面積も343×356cmの六角形とかなり広めの作り。こちらは外周にサブポールを通すので、裾を巻き上げて使えばタープのようにも使える。シェルターなので入り口に付けるメッシュドアやフットプリント(テントの床)は付属していないが、最近では床のないシェルタータイプのテントの中でテーブルやコット(ベッド)などを使って過ごすのも人気。好みによって、こちらを選んでみてもいいだろう。

 複数人で使っても余裕を感じられる大きさと、ワンポールテントならではの三角屋根はキャンプサイトでも目を引くに違いない。まだ国内で使用者が少ない注目のアイテムなので、使っているだけでベテランからも声を掛けられそうな通好みな逸品だ。

ビッグアグネス「ミントサルーン」(6万7000円)
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