欧州、米国ではレースから旅まで電動アシスト自転車活用法が拡大

 日本の電動アシスト自転車はこぎ出しから電気モーターのアシストが始まり、時速10kmを超えるとアシスト力が徐々に低下、時速24kmでアシストが切れるシステムになっている(道路交通法施行規則)。それに対して欧州では、時速25kmでアシストが切れるタイプと時速45kmまでアシストされるタイプがあり(Bike Europe/www.bike-eu.com調べ)、国によってはヘルメット着用が義務付けられている場合も多い。

 電動アシスト自転車といえば、日本では俗にいうママチャリ(買い物用自転車)を思い浮かべる人が多いかもしれない。しかし前述の通り、アシスト力が強いユニットが搭載されていることが多い海外では、MTBやトレッキング(旅用)自転車などざまざまなタイプが販売されており、レースや本格的な自転車旅、都市での観光の足としても活用されている。

 例えば、参加者・観客合わせて延べ人数約7万人以上を誇る北米最大規模の自転車イベント「シーオッタークラシック」では、プロ選手からシニアのアマチュアライダーまで参加する電動アシストMTBのXC(クロスカントリー)レースを開催。欧州のアルプス各地では、電動アシストを使ってきつい上りコースを走り、アシストをOFFにして爽快なダウンヒルを楽しむといった遊び方の人気が高まっている。

「シーオッタークラシック」の電動アシストMTBのレースでは、岩場でジャンプするなど本気の走りで順位が競われる
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