いよいよ、パナソニックも本気を出したか!? 2016年7月26日に、パナソニックがヘアドライヤー「ナノケアシリーズ」のプレス向け説明会を実施した。滋賀県草津市にあるパナソニック アプライアンスの開発拠点を見学し、パナソニックの「ヘアケア」にかける意気込みや、ナノケアシリーズについて聞いた。

パナソニック 技術本部 ホームアプライアンス開発センターの鼻戸由美氏

 パナソニックは、1991年に設立された松下電工(当時)の研究所で美容研究を開始。設立当初から肌や毛髪、ひげ、オーラル、水、空気などを研究し、ビューティ・リビング事業部に技術提案をしているという。

 パナソニック 技術本部 ホームアプライアンス開発センターの鼻戸由美氏は、研究所の活動について、「昔、ヘアドライヤーは髪の毛を乾燥させるためだけの商品でした。しかし話を聞くと、『髪質を改善したい』というニーズが非常に高いことが分かりました。毛髪に潤いやツヤを与える、まとまりをよくする、指通りを向上させるなどのニーズがあります。そこで毛髪や頭皮、毛根などの特性や物性を研究したり、プロのスタイリストの技術を研究したり、モニターに来てもらってユーザー調査を行っています」と語る。

ヘアドライヤーの基礎研究の内容
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 ドライヤーの開発は、スタイリング重視から“傷んだ髪を何とかしたい”というヘアケア重視に方向転換。2001年発売の「マイナスイオンドライヤー」に始まり、2005年には「ナノイー」を搭載する現在のスタイルが始まった。ナノケアシリーズは現在累計700万台を数えているという。

2005年に発売したナノケアシリーズは2016年6月末時点で累計700万台を突破している
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パナソニック ビューティ・リビング事業部 商品企画部 スタイラ・アイロン商品企画課の清藤美里氏

 5000円程度のヘアドライヤーが大半を占めるなかで、ナノケアシリーズのフラッグシップモデルは実勢価格で2万円を超える高額製品だ。にもかかわらず、「ナノケアシリーズのフラッグシップモデルは、2014年10月から21カ月連続で販売台数シェアトップを続けています」と、パナソニック ビューティ・リビング事業部 商品企画部 スタイラ・アイロン商品企画課の清藤美里氏は話す。