すばやく点灯、明るさ調整ができる

 取り付けて、電源のオン・オフ、常夜灯、明るさ調整などを色々試しつつ、1カ月ほど使ってみた。これまでのところ問題なく動作している。

 LED照明にして良かったのは、まず電源を入れてすぐ点灯することだ。蛍光灯は、電源を入れて少し間があってから点灯する。古くなってくるとこの時間が長くなったり、点灯してから明るくなるまで時間がかかったり、ジリジリと音を立てて点灯するようになる。しかしLED照明は電源を入れると、ほぼ無音ですぐに点灯する。明るさも、最初から設定した最大の明るさだ。

リモコン操作でオン、オフ、常夜灯の切り替えができる。常夜灯にすると、このように一部だけLEDが付いているような状態になる
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 次に感じたのはリモコンの便利さだ。ひもを引っ張ることなくオン・オフしたり常夜灯モードにできるし、明るさを5段階で設定できる。丸形蛍光灯では大小2つとも点灯するか、片方のみ点灯するという2段階の調整しかできなかったのでこれは便利に感じる。

 設定した明るさは電源をオフにしても記憶してくれるので、次に点灯したときに設定し直す必要はない。リモコンを使わずにこれまで通り壁にある照明器具のスイッチで使うこともできた。スイッチを素早くオン・オフすることで、点灯と常夜灯モードの切り替えも可能だった。

 明るさは十分すぎるほどだった。取り付けた部屋は6畳間だが、かなり明るく感じるので上から2番目の明るさにして使っている。これで以前に取り付けていた蛍光灯と同じぐらいの明るさに感じる。昼白色のモデルを選んだが、光の色はこれまで使っていた白色蛍光灯とほぼ同じで違和感はなかった。目が疲れやすいということもなかった。

 部屋全体がムラ無く均一に明るくなったのもメリットだ。丸形蛍光灯は一部分がソケットになっているため、点灯してもその部分は光らない。しかし丸形LED照明はこのソケット部分がないため、電灯全体が明るく均一に光るのだ。これは思っていた以上に、蛍光灯との違いを大きく感じた部分だった。

 少しだけ気になったのは音。明るさが最大のときはほぼ無音で非常に静かだが、明るさを落とすと蛍光灯の時のような「ジー」というごくわずかなノイズが聞こえてくる。とはいえ、普段はまったく気にならない。深夜など静かな時間に耳をすませば聞こえる程度だ。

使い勝手が大幅アップ、使い続けるとコストも安上がり

 まとめると、アイリスオーヤマの丸形LED照明には、すぐ点灯する、リモコン操作でオン・オフや明るさ調整ができる、蛍光灯よりも明るく感じられるといったメリットがある。蛍光灯から交換することで使い勝手が大幅にアップしたと感じている。しかも、蛍光灯から乗り換えても光の色などに違和感はなかった。

 難点は、6000円前後と高い価格だろう。30形+40形の蛍光灯は1000~1500円ぐらいなので、約4倍の価格になる。しかしLED照明は蛍光灯より寿命が長い。この製品の設計寿命は約4万時間で、約1万時間前後の一般的な蛍光灯の約4倍の長さだ。おおまかに考えて、蛍光灯4セット分の価格で約4倍の長さ使えるわけで、コストはほぼ同じとなる。そしてLED照明は蛍光灯より消費電力が低く電気代は安上がりになるので、長い目で見るとLED照明に交換したほうがおトクといえるかもしれない。何度も交換する手間を省けるのもメリットだろう。

 実際の製品寿命や電気代はこれから何年も使い続けないと分からないが、自宅に蛍光灯のペンダントライトやシーリングライトがいくつかある人は、そのうちのひとつを丸形LED照明に交換して試してみてはいかがだろう。LED照明の使いやすさを実感できるはずだ。

 注意したいのは取り付ける照明器具の古さだ。この製品は今回試したような10年ぐらい前の照明器具でも使えるが、照明器具は10年近く使うと外観の変化はなくても内部の劣化により故障や事故が起こりやすくなる。そうした古い照明器具の場合は、蛍光灯をLED照明に交換するのではなく、照明器具そのものの買い替えを検討することもおすすめしたい。

(文/湯浅英夫=IT・家電ジャーナリスト)

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