焼き肉のデザートにかき氷以上に合うものはない

 生粋は、南青山にある人気焼き肉店「よろにく」の流れをくむ店で、生肉が自慢の店。よろにく創業メンバーが麻布十番の「三幸園」で焼き肉を食べたあと、「浪花家」でかき氷を食べるのが常だったことから、「焼き肉のデザートにかき氷以上に合うものはない」と、10年前のよろにく創業時からかき氷を提供している。生粋では「京都小山園のほうじ」「薩摩しろくま」など、よろにくから引き継いでいるかき氷も人気だが、新しもの好き、食べ歩きの好きな客層に特に人気が高いのがレモンとバジルを漬け込んだシロップを使用した「バジルレモン」が人気だという。

 そのバジルレモンを食べてみた。予想以上にバジルそのものの香りが強烈で、これまで食べたことのないほどすっきり爽やかな風味。甘さもほどよく、スイーツとしての完成度が非常に高いと感じた。「生食もかき氷も、庶民の生活から生まれた、日本の粋な食文化。いっしょに食べて“粋”を味わってほしい」(同店)。

 SNOW BEANS COFFEEでは、新店舗計画当初からコーヒーとかき氷を定番メニューとして予定していた。そのため、国内でも同店でしか導入していないというかき氷機を導入。非常に細かく削れるため、粉雪のようにサラサラした独特の食感になる。またマイナス25℃で液体から一気に氷にし、液体であれば何でも氷にできることから、従来のかき氷にはない多彩な新メニューが展開できるという。「コーヒーは大人の飲み物というイメージで苦手な人もいる。コーヒーだけに特化するのではなく、かき氷にも注力することで、幅広い年代が楽しめる店になると考えた」(同店)。休日には家族連れでの来店が目立ち、そろってかき氷を注文することが多いという。

牛肉の刺身や握りなど、生肉のおいしさに定評のある「生粋」(千代田区外神田6-14-7 秋葉原トーセイビル2階)。末広町駅から徒歩30秒・秋葉原駅から徒歩10分 。営業時間は17~24時。月曜定休
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かき氷の中でも人気の高い「バジルレモンのかき氷」は、5000円のコースのデザートとして提供しているが、(小)780円で別注文もできる
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「SNOW BEANS COFFEE」(品川区北品川5-3-1 パークシティ大崎ザ タワー1階)。営業時間は月~金が7時半〜22時、土・日が7時半~22時。総席数37席 (店内29席 、テラス8席)。フロア中央のダッチコーヒー用に特注した回転家具とドリップサーバー6基が目を引く
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「季節のフルーツのSNOW ICE(スイカ)」(800円)は粉雪のようにドライでサラサラの食感でソルビンと非常によく似ている。もう少し甘みが強くてもいい気がしたが、取材時はオープン直後で、その後、改良を加えているという
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(文/桑原恵美子)