ホンダ「シビック」のセダンタイプ。税込み価格は265万320円
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 ホンダは2017年9月29日、日本でカタログモデルとしての販売を休止していた「シビック」を復活させる。10代目となるこの新型シビックは、「セダン」(税込み価格265万320円)、「ハッチバック」(同280万440円)、高性能モデルの「タイプR」(同450万360円)の3モデルというシンプルな構成になっている。

 1972年に誕生した初代シビックは、米国の厳しい排ガス規制のマスキー法をクリアした高い環境性能や、第一次オイルショックによる燃費の良いコンパクトカー人気といった追い風を受けて世界的にヒットし、ホンダを支える主力車種に育った。現在、世界170以上の国や地域で販売されており、累計生産台数は2400万台(2016年)を超え、日本でも1990年代までは安定的に売れていた。しかしミニバンやトールワゴン人気の高まりとともに、2000年発売の7代目以降の販売は苦戦。2005年発売の8代目を最後に日本市場からは実質的に撤退し、先代となる9代目は高性能モデルのタイプRを限定車として販売するだけにとどまっていた。

1972年に発売された初代のホンダ「シビック」
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 こうした背景もあり、今回発売された10代目のセダンは2015年に北米でデビュー済み。2016年秋にはハッチバックモデルも発売されており、ワンテンポ遅れて日本へ投入されたことになる。

ホンダ「シビック」のハッチバック。税込み価格は280万440円
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 発売に先駆けた発表会に登場した開発責任者の松本秀樹氏によれば、従来のシビックの延長線上にあるモデルでは顧客の期待に応えられないと考え、この10代目はプラットフォームを刷新し、ゼロから車両を開発したという。設計の目標は「きびきびした気持ちの良い走り」と「カッコいいデザイン」を磨き上げつつ、Cセグメントトップクラスの「操る歓び」。ドイツのアウトバーンやニュルンベルクサーキットを徹底的に走り込むことで走行性能を煮詰めた。

ホンダ「シビック」のタイプR。税込み価格は450万360円
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「シビック」は世界170以上の国や地域で販売されおり、累計生産台数は2400万台(2016年)を超えているが、日本では2000年以降、販売が低迷
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