2017年7月10日、新型「カムリ」発表会が行われ、トヨタ自動車 Mid-size Vehicle Company MS製品企画 チーフエンジニア 勝又正人氏(左)、Mid-size Vehicle Company プレジデント 吉田守孝専務(左から2人目)、「カムリアンバサダー」のテリー伊藤氏(右)が登壇した
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 トヨタはミッドサイズセダンの「カムリ」をフルモデルチェンジし、2017年7月10日に発売した。税込み価格は329万4000円~419万5800円で、月販目標は2400台。

 Toyota New Global Architecture(TNGA)を採用したモデルの第3弾となる新型の狙いは、「セダンの復権」だという。「BEAUTIFUL MONSTER」という攻撃的なキャッチコピーにも、セダンの市場を活性化したいという思いが込められているという。

 新型はエクステリアとインテリアの両方でスポーティーさを強調しているが、これは原点回帰という側面もある。1980年に誕生した初代は「セリカ カムリ」と名付けられていたが、「セリカ」はベースを共用する1977年に発売された後輪駆動の2ドアのスポーツクーペ(ハードトップ)で、セリカ カムリはその4ドア仕様、後輪駆動のスポーティーセダンという位置づけだった。

 ところが2代目は機能性を追求した前輪駆動のクルマになり、名前もカムリに変更して輸出を開始。すると今や100カ国以上で販売され、累計販売台数は1800万台を超えるほどの、トヨタを代表する世界戦略車に成長した。特にメインマーケットである米国では15年間連続で乗用車販売台数No.1を記録するなど安定した人気を得ている。

 一方、国内では“ビジネスユースに適したオーソドックスなセダン”と受け止められ、ミニバンやSUVなどの好調の陰に隠れてしまっている。またカムリが売れている北米でも、SUVの好調を受けて、セダン市場そのものは縮小傾向にある。

 こうしたなかで、復活を目指して投入された新型カムリはセダンの未来を占う一台と言えるだろう。

発表会のプレゼンテーションで、1980年当時、クルマは今より注目される存在で、単にスポーツカーや高級セダンというカテゴリーだけでなく、デートカーやハイソカーといった目的や価値が特徴的なさまざまなジャンルが誕生し、トヨタでも「ソアラ」「セリカ」「チェイサー」「MR2」など「ワクワクドキドキするクルマがたくさんあった」と語ったのはMid-size Vehicle Company プレジデント 吉田守孝専務
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