温暖化により、ヒトスジシマカの分布が拡大

 地球の温暖化もヒトスジシマカにとっては好都合のようだ。年平均気温が11度以上であれば定着できるといわれており、日本での分布も拡大傾向にある。

 「日本での分布は1950年代までは関東地方が北限だったが、2016年には青森で生息が確認されている。今後も温暖化が続けば、北限が北海道まで移動する可能性がある」(小林氏)

 また、ヒトスジシマカは、気温が高いほど体内でのウイルス増殖率が高まるという特徴がある。今年も猛暑が予想されているが、気温が高くなればなるほど、蚊媒介感染症にかかるリスクも高まるといえる。

ヒトスジシマカの分布と年平均気温の分布を示した図。2016年に、年平均気温が11度を記録した青森県弘前市で、ヒトスジシマカが確認された
[画像のクリックで拡大表示]