ゴルフGTI、ゴルフRは明らかに走りが良くなった

「ゴルフ GTI」(上)と「ゴルフ R」(下)。試乗したのはどちらもハッチバック仕様のデュアルクラッチトランスミッションモデル
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 エンジン、パワートレインが改良されたスポーツモデル、ゴルフGTIとゴルフRにも試乗したが、どちらも改良前に比べて走りが歴然と良くなった。

 ゴルフGTIはエンジンが改良されており、これまで限定仕様だった「ゴルフ GTI パフォーマンス」のエンジンチューニングが盛り込まれたようで、最高出力は10psアップし230psとなった。従来型よりも性能、キャラクターともにGTIらしさを強めたようだ。

 一方のゴルフRは最高出力が30ps向上し310psに。四輪駆動で新開発の7速DSG(DCT:デュアルクラッチトランスミッション)を搭載し、走行性能を強化している。約550万円からとゴルフの最上級・高性能モデルらしく高価だが、Discover ProとActive Info Displayは標準装備となる。

 以前はGTIが大人のスポーツカー、Rはヤンチャさを感じられる最強のゴルフだった。しかし今回の改良では、ヤンチャさはGTIのほうが強くなり、Rは性能をより高めながらも大人向けの味が濃くなったようだ。ただどちらも走行性能だけでなく乗り心地も改善され、走りの質感が高まっている。

  ところで、実際に購入するときには、1.2Lエンジンのコンフォートラインか1.4Lエンジンのハイラインかで悩む人が多そうだ。ハッチバックで両モデルの価格差は46万円あるが、後方の検知機能などはコンフォートラインでは選べない。ただ基本的なものは、コンフォートラインにもほとんどついてはいる。やはり最大の違いはエンジン性能だ。街中や高速などでは1.2Lで十分でも、山道を走る機会が多かったり、荷物や人を多く載せて走ることが多かったりする人は、1.4Lを選んでおくほうが不満を感じることはないだろう。

(文・写真/大音安弘)