これは筆者がスバルの運転支援技術「アイサイト」を搭載したクルマを購入し、実際に日常で使ってみた上での、あくまで“個人的な感想”の記録です。メーカーが想定した使い方を逸脱する部分もありますが、周囲の安全に気を配りつつ筆者自身の責任で行ったことで、決して他の人に同様の使い方を推奨するものではありません。


 

 前回の原稿を書いた時点ではスバル「レガシィ アウトバック」のオドメーター(積算走行距離計)は400kmあたりを指していたが、現在は2400km周辺。つまり、あれから2000kmほど走ったことになる。

 このアウトバックに搭載されている「アイサイト ver.3」、自動ブレーキなど安全性を高める以外の“自動運転っぽい機能”は大きく分けると二つある。前回は「全車速追従機能付クルーズコントロール」(ACC:Adaptive Cruise Control)、つまりアクセルとブレーキなどを制御して、前を走るクルマについていく機能を持つクルーズコントロールについて書いた。もう一つのほうが「アクティブレーンキープ」機能だ。今回の記事の中心は、主に高速道路を走行中にハンドル操作をアシストしてくれるこちらの機能について。

アイサイトにあった“禁止エリア”とは

 本題に入る前に、いきなり脱線で申し訳ない。このひと月半ほどの間に筆者は、ルーフキャリアとルーフボックス、レーダー探知機とドライブレコーダーをアウトバックに取り付けた。前方をにらんでいるステレオカメラがフロントガラス中央上部にあるアイサイトだから、考えてみれば当然のことではあるのだけれど、レーダー探知機とドライブレコーダーを取り付ける場所に制約があるということを予想していなかった。

「アイサイト Ver.3」のステレオカメラ。バックミラーの裏、中央にあるのは「ハイビームアシスト」用のカメラ
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アイサイト搭載車では、フロントガラスにものを取り付けてはならないエリアがある(スバルのウェブサイトから)
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 前のクルマ(BMWの「X3」)では、レーダー探知機はダッシュボード上の真ん中付近、ドライブレコーダーは運転席から見てちょうどバックミラーの裏側あたり、つまりクルマの中心線上あたりに取り付けていた。ところがアイサイト装着車の場合、フロントガラスの中央部分には機器を取り付けてはならない。ステレオカメラの視野を遮ることはもちろん、こうした機器から出る光などがガラス面に反射などして映り込むことがNGなのだ。