サプリの味や錠剤が苦手な人にも向いている

 製品のフィルムをはがし、直接肌に貼り付けて使用する。経口摂取ほど吸収は早くないが、貼り続けている間ずっと経皮から吸収するので、24時間貼り続けることを同社は勧める。「1日1回貼るだけなので、外出時に飲み忘れるという心配もない。また、錠剤を飲むのが苦手な人にも向いている」と権薬学博士は話す。特にウコンはクセがある味が苦手という人も少なくないだろう。貼るタイプのサプリメントであれば、こうした「飲みにくさ」も解消できるというわけだ。

「飲み薬は約30分で吸収、3時間ほどで代謝してしまうが、貼り薬の場合は長時間一定の血中濃度を保ち続けるという
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経口摂取しないため、胃や肝臓に負担がかからないという
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管理のしやすさは高齢者向き

 また、同社は貼り薬全般のメリットとして、「管理のしやすさ」を挙げる。貼っていなければ忘れていることが一目で分かるし、日付や時間を書いてから貼り付ければ取り替えの目安もすぐに分かるからだ。

 錠剤の飲みにくさの解消や管理のしやすさなど、「貼ること」のメリットを最も感じやすいのは高齢者だろう。現在、健康食品・サプリメントの購買層のおよそ7割が50代以上が占めており、70代以上はその2割にも上る。また、年間平均購入金額は70代の男女ともに約4万円と、40代の男女が2万円程度なのに比べて2倍の金額をかけている(インテージ「健康食品・サプリメント+ヘルスケアフーズ市場実態把握レポート2017年度版」)。

 健康に気を使いたいがサプリメントの錠剤が飲み込みにくい、病院でもらった飲み薬が多いのでサプリメントまで手が出せない、飲んだかどうか覚えている自信がない。そんな高齢者にとって、1日1回、日付を書いて貼るだけのサプリは魅力的に映るかもしれない。

コスメディ製薬は京都薬科大学の医薬品ベンチャーとしてスタート。ぜんそくや認知症の貼り薬などの医薬品の開発と同時に、保湿成分のヒアルロン酸を針山のように固め、シート状にして肌に貼り付ける「ヒアルロン酸マイクロニードル」など、化粧品分野の開発も手がけている。「貼るラボ」は医療用としての使用実績が10年以上ある材料を使用しているとのこと
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