資生堂は若い男性ビジネスパーソンにスキンケア啓発

 unoは2016年にブランドをリニューアル。メインターゲットを20~30代の男性ビジネスパーソンに設定し、スキンケアの重要性を啓発する活動も同時にスタートした。「調査で20代男性の半数以上がスキンケアへの関心を持っていることが分かった」(資生堂)ためだという。

4月にサイバーエージェントで行なった肌マネジメント講習では、終了後に自分の肌質を尋ねるなど、質問のための列ができたという
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 リニューアルに伴って発売した11種類のスキンケア商品の中で最大のヒットとなったのが、5つの機能(化粧水、乳液、美容液、クリーム、マスク)を持つオールインワンタイプ「クリームパーフェクション」だった。スキンケア入門者でも抵抗なく手を取りやすいように、ワックスのようなデザインのワンタッチボトルを採用。発売から1年半で出荷数は120万個を突破した。この商品がけん引し、2018年4月にはunoブランドがメンズスキンケア市場でニベアメンに次ぐ2位に浮上したという。

2016年9月にリニューアルした資生堂uno。20~30代の男性ビジネスパーソンを身だしなみを通して大人へ導くというコンセプトで、ニベアメンへの前段階に位置している
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 そのオールインワンタイプのヒットを受けて誕生したのが、UVケア機能をプラスした「UVパーフェクションジェル」だ。「肌に興味がわき、さらなる機能性を求めたときを想定して開発した。あくまでひと塗りで完了するオールインワンの機能をアップすることを重視した」(資生堂unoブランドマネジャーの川畑麻美氏)。

 UVパーフェクションジェルはニベアメンと同様、暑い時期に使用することを考慮し、ベタつきを抑えることを重視。ジェル状で塗るとすぐに肌になじむサラッとした仕上がり。メントール配合で爽快感も得られる。シミの予防が期待できるというMトラネキサム酸も入っている。発売2カ月で出荷数は40万個を突破しているという。

 男性のUVケアを日常化させようというニベア花王と資生堂の挑戦。出足は好調のようだが、本格的な普及はこれからだろう。

(文/北川雅恵=日経トレンディネット)