レザーソール製の革靴とは異なり、基本的にソール交換を前提として作られていないスニーカー。デザインがほぼ変わらない定番モデルもあるが、トレンドの移り変わりもある。“賞味期限”の長いスニーカーとはどんなものなのか、また好みのモデルを履き続けるにはどうしたらいいのか。スニーカーの修理も行っている靴とカバンの修理専門店「THE SHOE OF LIFE(シュー オブ ライフ)」のショップマネージャーを務める谷澤氏に話を聞いた。

靴とカバンの修理専門店「THE SHOE OF LIFE(シュー オブ ライフ)(東京都目黒区大橋2-22-4増本ビル1F)。営業時間は10時半~20時(水曜日定休)
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トレンドモデルは賞味期限が短い?

 まずはデザインについて触れておこう。スニーカーブームといわれる昨今。新作は毎週のように発表され、限定・コラボモデルの発売日ともなれば、ショップに行列ができている。希少なモデルは、プレミアムがつき、ネットオークションなどを介して高値で取引されることも多い。アパレルと同様に、トレンドも存在するが、いわゆる定番モデルを選んでおけば間違いない。

 例えばコンバース「オールスター」、アディダス「スタンスミス」「キャンパス」、ナイキ「コルテッツ」「エアフォース1」、プーマ「スウェード」、ニューバランスの900番台・1000番台。このあたりなら、何年履いていても古臭く見えることはなく、デザイン的に賞味期限がくることはないに等しい。カラーリングに関してもベーシックなものを選べば、コーディネートしやすく、飽きがこないだろう。

定番のモデルと色を選べば飽きが来ない
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 気をつけるべきは、極端な流行を取り入れたモデルや、誰もが知っているようなコラボレーションモデルということになるだろうか。例えば今年でいえばダッドスニーカーがこれにあたるかもしれない。ダッド(Dad)、つまり父親(おじさん)が履いているような、厚底でボッテリとしたフォルムのスニーカーだ。スポーツブランドだけでなく、ハイファッションブランドからも登場したことで、世界的なトレンドとなっているが、来年、再来年までこの流行が継続する可能性は低い。そして存在感のある素材やカラーをまとったコラボモデルや、周年を祝うアニバーサリーモデルはどうしても、その年のイメージが強くなる。メジャーブランドのものならなおさらだ。

 しかし、スニーカーに関していえば、年月がたつことで価値が上がることもあるし、再び流行がやってくることもある。ナイキの「エア マックス」シリーズや「エア ジョーダン」シリーズはその最たる例だろう。前述した存在感のあるコラボモデルやアニバーサリーモデルも、来年は古く見られたとしても、数年後には、価値があると見なされることもあり得る。そう考えると、スニーカーについては、好きなものを履けばよいとも言える。