ノンカフェイン、ノンストレスの”麦コーヒー”

 また、同社は7月24日に「キリン 世界のKitchenから 麦のカフェ CEBADA」(以下、セバダ)を発売。麦を極限まで焙煎し、コーヒーのような香りとコクを楽しめるという。スペイン東部の地中海沿岸にあるレバンテ地方で古くから親しまれる麦コーヒー「アグア・デ・セバダ(“麦の水”の意)」にインスパイアされたとのこと。

 同商品は、30代女性を中心としたノンカフェイン飲料のニーズに対応するもの。皮麦のみを用い、焙煎にはコーヒー専用の焙煎機を使用している。隠し味として柑橘素材を加えて奥行きのある味わいにしたという。飲んでみると確かにコーヒーのようなローストした香りが楽しめるが同時に甘さがある。

「世界のKitchenから 麦のカフェ CEBADA」はノンカフェインなので子供でも飲める。「嗜好飲料は習慣がないと手を伸ばしづらい。子供の時にセバダを飲んで、大人になったらコーヒーも楽しんでくれたら」(後藤氏)
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 今回の新商品発表の企画の一環として麦をコーヒーと同じ手法で焙煎してみたという後藤氏は、「麦の後に改めてコーヒーを飲むとストレスを強く感じることが分かった。セバダはコーヒーのような香りがあるのに優しい。ミルクや甘みを足して飲んでもおいしいはず。刺激を味わえるコーヒーとすみ分けて楽しめると思う」と話した。同社マーケティング部の高久直也部長は「今後もセバダならではの展開の仕方を考えている」と話す。

 

(文/北川雅恵=日経トレンディネット)