皮をむきやすい「はだか麦」

 はだか麦は完熟後に簡単に外皮がはがれやすく、外皮に含まれる雑味を取り除くには最適だ。しかし、乾燥した温暖な気候でしか育たないため、量産には向きにくい。そのため、キリンビバレッジは独自に皮をむいた麦「むき麦」を開発。はだか麦、皮麦(皮がついたままの麦)と合わせてブレンドしている。

焙煎度が味を左右する。今で採用されたのは真ん中の「中煎り」
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はだか麦の焙煎度を変えて抽出したもの。焙煎度によって抽出されるお茶の色が変わる
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 “世界一の焙煎士”といわれる「豆香洞コーヒー」オーナー焙煎士の後藤直紀氏は「クリアできれいな味。後に香りが残り紅茶のようだ」と話した。はだか麦を専門分野で研究する愛媛大学の渡部保夫教授によると「原料に使われる大麦にはビタミン群、ミネラル、水溶性の食物繊維であるベータグルカン、GABAなどの栄養成分が豊富に含まれる。ベータグルカンは水分と一緒に摂取するべきなので麦茶は適している」。

焙煎士の後藤直紀氏(左)と渡辺保夫愛媛大教授。後藤さんは2013年「World Coffee Roasting Championship」(仏・ニース)で世界一に輝いた実績を持つ
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