『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)』(汐街コナ[著]、ゆうきゆう[監修・執筆協力]、あさ出版[刊])
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 2017年4月10日に発売された書籍『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)』(あさ出版)が好調だ。出版社によれば発売から1カ月で約8万2000部を売り上げ、Amazonの本の売り上げランキングではノンフィクション部門で5位に入っている(2017年5月10日現在)。著者は広告制作会社の元グラフィックデザイナーで、現在はイラストレーター・漫画家である汐街コナ氏(年齢非公表)。また監修・執筆協力には作家・漫画原作者としても知られる精神科医のゆうきゆう氏が名を連ねる。

 この書籍は、2016年10月、著者が「昔、その気もないのにうっかり自殺しかけました。」と題する、過労自殺についての漫画をツイッターに投稿したことがきっかけで企画された。

 当時、電通新入社員の高橋まつりさん(当時24歳)が過労自殺した問題で、前月の9月に東京労働局が高橋さんの労災を認定し、過労自殺についてさまざまなツイートがツイッター上をにぎわせていた。そんななか汐街氏が漫画で描いた内容は、仕事に追われ、長時間労働やパワハラなどのストレスに苦しむ多くの人から共感を集め、「おかげで会社辞められました、ありがとう」「リアルすぎて泣ける」というコメントなどが寄せられ、リツイート数は約30万、「いいね」数は約26万を超え、漫画の総閲覧数は3000万人にも上っているという。

 ご覧になっていないという方のために、まずはその漫画を書籍からの抜粋でご紹介したい。

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