「技術力はあるが販売ノウハウがなかった」

 一方、タイガーも「健康に気遣いながら、おいしいものを食べてもらいたい」との思いから、穀物アレルギーを持つ人に向けたグルテンフリーメニューを搭載したIHホームベーカリーや、高齢者向けに食べやすく誤嚥しにくい米を炊く炊飯器を開発してきた。今回も低糖質ニーズを見据えてとらひめを開発したが「電気メーカーとして長年培ってきた技術力はあったが、低糖質食を求める人にどうやってアピールしたらいいのかというノウハウがなかった」(タイガー魔法瓶の和田隆弘常務)。そこで、約10万人(2018年3月末時点)の会員から集めた3000万食のデータを蓄積し、低糖質についての知見があるライザップと手を組むことにしたという。

 ライザップの高谷成夫取締役によると、メインターゲットは「減量中で糖質を控えたいと考えている人」だ。同社は2015年1月にECサイトで低糖質のパンやパスタなどを扱う食品ブランド「LOCA-Labo(ロカラボ)」の展開を開始し、2018年3月には売り上げを約13倍に伸ばしている。ここにかねてから顧客の要望があったご飯の代替品を追加して、ブランドを強化する。まずはライザップの会員に向けて訴求し、同社が運営する料理教室「RIZAP COOK」が監修したレシピの提供やLINEを使った栄養士との相談サービス、定期購入者向けのサンプル配布などを行うという。

タイガー魔法瓶の和田隆弘常務(写真左)とライザップの高谷成夫取締役(写真右)
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初回購入特典や定期配送サービスも用意されている
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