どこで借りるのか? 価格は?

 近年、訪日外国人観光客を中心にレンタルキャンピングカーの需要が高まっているという。それに伴ってレンタカー業者も年々増えていて、今や主要都市ならほぼどこでも貸し出し拠点が存在する。

 ただし、その中でも軽キャンパーのレンタルを行っているお店となるとそう多くはない。またあったとしてもバンコンタイプ(※1)ではややキャンピングカーっぽさに欠ける。軽のバンコンは軽のワゴンやバンのボディーをそのまま使い、内部をキャンピング仕様に架装したものだ。外観やサイズが普通の軽ワンボックスと変わらないため、日常的に使いやすいのが特徴だが、キャブコンタイプ(※2)に比べると天井が低く、ボディーの断熱性もそれほど高くない。ファミリーユースというより、大人1~2人の車中泊用なので、特に家族旅行で使うなら、ぜひ居住性に優れるキャブコンタイプにしたいところだ。

 幸い筆者が住む横浜市には軽のキャブコンタイプを借りられるレンタカー店があるのでそこで予約をした。横浜市戸塚区のキャンピングカーレンタル「ホロホロ」では、インディアナ・RV社製の軽キャブコン「インディ727」を借りられる。これはサイズこそ軽だが、上位クラスのキャンピングカーと同様、断熱材を挟み込んだアルミボディーパネルをキャビンに採用する。就寝定員は4人(大人2人+子ども2人)なので5歳と3歳の子どもがいるわが家でも何とか使える。屋根を持ち上げるとベッドスペースが現れるポップアップルーフを採用しているので全高も2m程度に収まっている。これならスーパーの立体駐車場もまず大丈夫だ。

 気になる料金だが、これは想像していたよりもはるかに安かった。オフシーズンで平日だと1時間300円、土日でも1時間500円だ。年末年始や夏休み期間だと1時間800円にアップするが、旅行中のホテル代を考えればそれでもかなりリーズナブルだ。もちろん普通のレンタカー同様、しっかりとした保険や補償も付いている。時期を選べば大手のレンタカーでコンパクトカーを借りるのとほとんど変わらない料金でキャンピングカー体験が味わえるのである。

※1バンコンバージョン:バン、ミニバン、ワゴンなどワンボックスカーに架装を施したキャンピングカーのこと。簡易な装備をもつ車中泊仕様から、キッチンを装備する8ナンバー登録の本格的なものまでさまざまなタイプがある。外観はほとんどベースカーのままのため普段使いとの両立がしやすい。
※1キャブコンバージョン:架装メーカーが製造したキャビンをもつキャンピングカーのこと。一般的に断熱性や防音性に優れるほか、車内レイアウトの自由度が高いため、車中泊に適した設計が可能。
今回利用したキャンピングカーレンタル店「ホロホロ」
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写真はいわゆる軽バンコンバージョン(バンコン)
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こちらが今回借りた「インディ727」。日産の軽トラック「NT100クリッパー」をベースにした軽キャブコンバージョン(キャブコン)だ。軽自動車規格に準拠したコンパクトなボディーながら、上位クラスのキャンピングカーと同等の断熱性をもつキャビンを備える
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