スーツの捨てどきのチェックポイントは?

 また、スーツは着ているうちにテカリが出てきたり、生地表面の毛がつぶれて風合いが変わってくるという。とはいえ、ほつれやほころびがない限り、なかなか捨てる気にはなれないだろう。そこで大山氏に捨てどきの目安となるチェック項目をいくつか挙げてもらった。

 「まずは『お尻回り』。ここは特にテカリが出やすい部分。また、『もも回り』は体重が増えたり体形が変わったときに一番変化が出やすい場所。はいてみて、パツパツにならないかチェックを。上着の前ボタンを留めたときにシワが寄る場合は、サイズアップも兼ねて買い替えるタイミング」

 大山氏が考えるスーツの賞味期限は、ずばり3〜4年だ。「めったにスーツを着ないという人は5年に1回でも。また、冠婚葬祭用の礼服にも肩パッドの量やシルエットなどのトレンドがあるので、着る頻度が低くても10年に一度は買い替えを検討してほしい」。頻繁なクリーニングは生地を傷めてしまう。3〜4着のスーツを着回し、夏場は家庭で洗濯できるスーツを取り入れるのも一つの手だろう。

スーツを買うなら「40代前半までなら3万円、それ以上は5万円」

 では、スーツを新たに買うなら、どんなものを選べばいいのだろうか。

 「3〜4年で入れ替えることを考えると、あまり高すぎないものがいい。例えばスーツカンパニーの3万円台のスーツは、トレンド感があり、品質が良いものがそろっている」

 さらなるポイントとして、年代によって価格帯を変えることを大山氏は薦める。その理由は顔や肌などの見た目の印象の変化だ。若い世代は肌つやが良く、フレッシュな印象があるので3万円台でも十分だが、年を重ねてからは生地のグレードを少し上げると見た目とのバランスが良くなるという。具体的には40代前半までは3万円台、40代後半からは5万円台を目安に選ぶといいそうだ。

●スーツの賞味期限は3〜4年
●お尻周りがテカる、もも回りがパツパツになる、上着のボタンを留めたときにシワが寄ったら「捨てどき」
●礼服にもトレンドがある。10年に一度は見直しを
●3〜4着のスーツを着回して生地の傷みを防ぐ
●スーツを買い替えるなら、40代前半までなら3万円、それ以上の年齢なら5万円を目安に