ハスクバーナ「ヴィットピレン401」「スヴァルトピレン401」

 モーターサイクルショー直前に日本での発売が発表され、注目を集めたのがロードスポーツモデル(舗装路の快適走行を目指したオートバイ)、ハスクバーナ「ヴィットピレン401」と「スヴァルトピレン401」だ。エンジンや車体は両車共通だが、前者は純粋なロードスポーツ、後者はオフロードテイストが加わった近年流行のスクランブラースタイル(舗装路だけでなく悪路も走破することを目指したオートバイ)に作り分けられている。

ハスクバーナ「ヴィットピレン401」
[画像のクリックで拡大表示]

 ハスクバーナは一般的には知名度が低いが、1903年から二輪製造を行うスウェーデンの老舗メーカー。現在はオーストリアのバイクメーカー、KTMの傘下に収まる。同社はもともとモトクロスやエンデューロといったコアなオフロードモデルをメインに製造していたが、今後はKTMのプレミアムラインと位置付けられるようだ。

ハスクバーナ「スヴァルトピレン401」
[画像のクリックで拡大表示]

 この2台に搭載される375㏄DOHC水冷単気筒エンジンは、すでにコンパクトでハイパワーと定評を得ているKTM「390デューク」のエンジンと同じものだ。ただし、390デュークがインドの工場で生産されるのに対し、ヴィットピレン401とスヴァルトピレン401はオーストリアの工場で生産されるという。

丸形のメーターディスプレイなど、細部に至るまでしっかりとデザインされている
[画像のクリックで拡大表示]

 それにしても大胆な造形だ。単気筒エンジンのスリムさを生かした既存のバイクのどれとも似ていない唯一無二のスタイリングである。

 車両価格はどちらも77万7000円と、排気量からすると高いが、そもそもこの手の単気筒エンジンを搭載するロードスポーツというのはスリムでシンプル、軽量であることが魅力であり、排気量が大きい方が立派といったヒエラルキーとは無縁だ。大型二輪免許を所持するライダーも引き寄せるクラスレスな魅力をもった400㏄バイクといえる。

テールエンドを大胆に切り詰めたスタイルはカスタムバイクでよく見られる手法。規模の大きい日本メーカーは社内的な法規が厳しく、こうした意匠はとても真似できないだろう
[画像のクリックで拡大表示]