前回の「機能充実ナビ式ロボット掃除機3選、外出中の掃除OK」ではナビゲーション式のロボット掃除機について紹介した。ナビゲーション式の掃除機は高機能だが、そのぶん価格も10万円以上の高価格の製品が多い。では、高価格なナビゲーション式のほうが清掃性能も高いかというと実はそうではない。

 実際に最新ロボット掃除機でカーペット敷きの同じ部屋を掃除したところ、同じ場所を何度も掃除するランダム式のほうが高い清掃能力を見せることも多かった。掃除にスピードを求めていない家庭や、広いエリアを一気に掃除する必要がない場合、そしてWi-Fi機能などの付加価値が必要ないならば、ランダム式のロボット掃除機を選択するのも手だ。

 ランダム式は比較的リーズナブルな製品が多いのが魅力だが、もうひとつのメリットが製品の豊富さ。実は、国内メーカーのロボット掃除機のほとんどはランダム式だ。このため各社がしのぎを削り、独自性の強い製品を世に送り出している。それゆえにナビゲーション式よりもより「わが家に合う」製品を選択しやすいともいえる。

 製品を選択する場合に、特にチェックしておきたいのが以下の項目だ。

■大きさ
 常時、部屋に出しておくロボット掃除機だけに、大きさのチェックは重要。家具の下も掃除したい場合は本体サイズの高さや幅は確認しておきたい。もちろん、これはナビゲーション式にも共通するポイントだ。

■充電台
 ロボット掃除機は留守中に稼働させることが多い。逆に言えば、家族が目にすることが多いのは、本体が充電台とドッキングしている光景だ。よって、充電台に本体をセットした状態で、生活動線を邪魔しないサイズを選ぶのが重要。また、ロボット掃除機は充電台の手前に一定のスペース(多くは約1m以上)を必要とすることが多いので覚えておこう。

■バッテリー(稼働面積)
 ランダム式はナビゲーション式と比較して掃除スピードが遅いので、掃除できる範囲も限られてくる。広いエリアを掃除させたいならば、バッテリーの連続駆動時間や稼働面積もチェックしておきたい。

■メンテナンスのしやすさ
 基本的にロボット掃除機のダストボックスはフィルター式だ。ゴミがたまると吸引力が落ちやすく、多くの製品が毎回ダストを捨てることを推奨している。このため、ゴミ捨てやフィルター掃除のしやすさはかなり重要だ。「毎回のゴミ捨ては面倒」という人は、ダストボックスが大容量の製品や、ゴミ捨てサイクルが低い工夫がされている製品を選ぶべきだろう。

■付属品
 ランダム式のほとんどがWi-Fi機能を搭載していない。ただし、製品によってはリモコンを搭載。汚れが気になる場所があった場合にリモコンで掃除機を誘導できる製品も多い。また、ナビゲーション式のような「進入禁止エリア」を設定するアイテムも付属しないが、製品によっては別売りであとから購入できるものもある。

 以上の点を踏まえて、筆者がお薦めするランダム式掃除機3製品を紹介する。