転勤や結婚など、新しい生活を機にまず新たに導入を考えるのが家電だろう。何かと忙しくなる新生活では一つでも手間を省きたいもの。ボタン一つで床掃除ができる「ロボット掃除機」に日頃の掃除をゆだねるというのはどうだろうか。

 10年ほど前までは、家庭用ロボット掃除機といえば「ルンバ」一択だった。しかし、最近はロボット掃除機の需要増加とともに、各メーカーがさまざまな新製品を出しているので、ユーザーは自分の生活スタイルなどに合わせた製品を選べるようになった。そこで、ここでは新生活にお薦めのロボット掃除機の選び方について2回にわたって紹介する。前編では「ランダム式」と「ナビゲーション式」の違い、そして、ナビゲーション式のロボット掃除機の選び方について解説する。

ランダム式かナビゲーション式か

 ロボット掃除機を選ぶうえでまず考えたいのがランダム式とナビゲーション式、どちらを選択するかだ。ランダム式は「壁にぶつかったら角度を変えて別方向に移動」する方式。ただし、無作為に動くわけではなく、最初に部屋をぐるりと一周して部屋の大きさや家具の位置などを把握し、効率的に動くようにプログラムされているものが多い。とはいえ、同じ場所を何度も行き来するため、掃除時間は長め。また、エリアの大きさに対しての移動距離も長いので、広い場所を一気に掃除するのには向いていない。また、ランダムに動くために一部に掃除をしていない箇所が発生することもある。ただし、同じ場所を何度も掃除するということは、じつは清掃性は意外にも高い。

 一方、ナビゲーション式は、カメラやセンサーで部屋の形や家具の位置を正確に把握する方式。部屋の形とともに自分の走行ルートも把握するため、掃除残しがないのが特徴だ。また、基本的に同じ場所を何度も掃除しない移動が可能。部屋の大きさに対して運転時間が非常に短くて済むため、一度の充電で広いエリアを一気に掃除できるというメリットもある。

 もうひとつ、ナビゲーション式のロボット掃除機ならではの機能が「レジューム機能」。バッテリーが減ってきたら自動的に充電台に戻り、充電後に掃除を中断した場所から掃除を再開する機能だ。これは「自分が掃除した場所を記憶」できるナビゲーションならではの機能といえる。