これは筆者がスバルの運転支援技術「アイサイト」を搭載したクルマを購入し、実際に日常で使ってみたうえでの、あくまで“個人的な感想”の記録です。メーカーが想定した使い方を逸脱する部分も多数ありますが、周囲の安全に気を配りつつ筆者自身の責任で行ったことで、決して他の人に同様の使い方を推奨するものではありません。


「レガシィ アウトバック」、購入から納入まで4カ月待ち

 2016年の秋、12年間ずっと乗ってきて、さすがに軋む音があちこちから出始め、主要なパーツを交換する時期になったBMWの「X3」から、少し悩んだ末に選んだのがスバルの「レガシィ アウトバック」だった。釣りのために川の土手を上って、河原に出る必要から、未舗装の道路を走れることと、ラジコン飛行機の主翼が乗せられるスペースが不可欠。また、60歳を超えた筆者にとっては運転支援機能とリーズナブルな価格も重要だった。最近、注目されている“自動運転”の時代が来ちゃう前に、少し慣れておこうかという下心も少し。

 この条件で探したら、ラフロードを走れるステーションワゴンという形態に至り、アウトバックが候補に。販売店で試乗してから、営業の人に話を聞いたところ、新しいモデルに装着される「アイサイト ver.3」からは、「アクティブレーンキープ機能」が使えるスピードが従来の65km/h以上から60km/h以上に引き下げられ、「車線中央維持機能」も加わったという。撥水シートを採用した「X-ADVANCE」というモデルの購入を即断し、ハンコを押したのが2016年の9月末で、実際に納入されたのが2017年2月初め。これほど時間がかかるとは思ってなかったけど、筆者的にはまあいいかレベル。

スバルの「レガシィ アウトバック」
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アイサイトの取説だけで5mmの厚さ

 クルマを受け取るべくディーラーに行って驚いたのは、手続きと説明で納車に2時間を要したこともさることながら、2cmという分厚い取扱説明書。アイサイトの取説はさらに別にあって、幸いなことにそちらの厚さは5mmほどだったが、「これを全部読めってか……」と眺めていたら、「これが読みやすいですよ、カラーだし」と営業マン氏に手渡されたのが「クイックユーザーガイド」(厚さ2mm)。なるほど。

一番左の取扱説明書は厚さが2cm。付せんを付けているのは、分からなかったポイント
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 「アイサイトなどの機能をすぐに使ってみるより、まずは、クルマに慣れてくれ」というディーラーの営業所長の言葉に従って、数日間は速度維持などの機能はほぼ使用せず、近所を少し走る程度にとどめた。以下のレポートは、主に高速道路と一般道を合計約160kmをドライブした際の記録である。