味は? 匂いはどうなった?

 そこで、クイックCは若年層が手に取りやすい、飲みやすくて即効性がある製品を目指して開発された。

 そのポイントがカプセルだ。20年ほど前にもカプセル形状の正露丸を開発していたが、成分をカプセルに入れて長期間保存できる状態にするのが難しかったという。今回は、医薬・健康食品用ソフトカプセルの製造・販売を行っている東海カプセルとの協業により、5年近い開発期間を経て製品化にこぎつけたそうだ。

約4分でカプセルの中から液体が出始めるため、丸剤より即効性があるという
[画像のクリックで拡大表示]

 現在、丸剤と糖衣錠の販売比率はおよそ1対1。クイックCで若年層を獲得することで市場を広げ、丸剤や糖衣錠と同じくらい売れる商品にしたいという。

 正露丸といえば、あの小さい黒い粒に匂いと強烈な苦みを連想する人もいるだろう。長年愛用している筆者は、匂いをかぐだけで緩んでいたお腹が引き締まる思いがしてくる。その点、クイックCはカプセルなので匂いがなく、苦みを感じることなく飲めるという。

 試しに1つ服用してみたが、本当に丸剤と同じ効き目があるのかと少々不安に感じてしまうくらい無味無臭で飲みやすかった。それゆえに匂いで効き目を感じたい筆者は通常時に丸剤の正露丸を服用し、すぐ効いてほしいときにはクイックCを飲むという使い分けをしようと思う。

正露丸(左)と正露丸クイックC(右)
[画像のクリックで拡大表示]

(文/湯浅英夫)