「グッドルーム」は、東京をはじめ、札幌・名古屋・大阪・福岡の5大都市の物件を紹介している。実店舗は東京2カ所、その他都市は各1カ所のみで、来店はネット予約制。メインユーザーはデジタルネーティブのため、店舗数の少なさは問題にならず、17年の成約数は約1500件に昇る。

「グッドルーム」には多い時で全国約1万5000件もの物件情報が掲載されている
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 同サイトに掲載されている物件は、膨大な数の流通物件からリノベーションやデザイナーズを中心にスタッフが独自の目線でピックアップしたもので、いわば賃貸物件のセレクトショップ。掲載物件の中には、グループ会社のハプティックがリノベーションしたシリーズ「TOMOS」や、こだわり物件のオーナーから掲載依頼を受けた、グッドルームだけに掲載されるものもある。

 物件掲載ページは、1件1件スタッフが撮影した写真14枚以上で構成。「広角レンズを使ったり、角度をつけて撮影したり、通常の賃貸仲介サイトが行うような必要以上に部屋を広く見せる工夫はしない。内覧の際にギャップが生じないよう、“素”の状態を確認できるよう気をつけている」と佐藤氏。撮影にはスマートフォンを使用することもあるという。

掲載する写真はスタッフが撮影。体感した空間を、正直に撮ることを心掛けている
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家具を置くことで、部屋のスケール感や、暮らしをイメージしやすいようユーザーに配慮している
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 また、従来の賃貸物件仲介サイトと大きく異なるのは、物件入居後の暮らしを想像できるようスタッフの独自目線で解説する“ストーリー”が充実し、「日当たりが悪い」「建物の外観が古い」などのマイナスポイントとともに紹介していること。そのほか、360度写真やスケールをイメージできるよう家具を置いて撮影するなど紹介方法を工夫している。掲載写真にしろ、ストーリーにしろ、“正直すぎる”のが売りのサイトだ。