「これからの暮らしの“憧れ”を作り出す」

 パナソニックは2018年3月1日、新事業に関する説明会を実施し、寝具メーカー大手の西川産業との協業による睡眠関連サービスの開発、省電力広域無線通信技術を活用したIoT家電の実用化に向けたNTTドコモとの共同実証実験の実施を発表した。さらにベンチャーキャピタルとの合弁会社を設立し、スタートアップ企業への出資などを通じてパナソニック社内の新規ビジネスアイデアのスピーディーなー事業化も進めていくという。

 発表会にはパナソニック アプライアンス社の本間哲朗社長が登壇し、「家電はいつも新しい暮らしの“憧れ”を届けるものでなくてはならないと考えている」と、そのビジョンについて語った。

 「これからの暮らしの“憧れ”を作りだし、世界の人々に届けることが使命だと信じている。そのためにこれまで個別に機能を提供する家電のみにとどまらず、家電同士が連携しながらそれぞれの生活シーンや空間に合わせた新たな体験を提供していく」(本間社長)

パナソニック アプライアンス社の本間哲朗社長
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 具体的な取り組みとして、本間社長は「食の世界」と「美と健康」を挙げた。

 食の世界については「食生活をトータルに支援できる企業を目指す」と話す。

 「キッチン家電をIoTでつなぎ、最適なレシピ提案、保管から調理までをシームレスにし、それらの情報がクラウドに蓄積される。忙しい平日には自動調理で負担を軽くし、ゆとりある休日にはさまざまなこだわりレシピを提案するなど、一人一人のライフスタイルに合わせた提案を行っていく。幅広いパートナーとともに新しいサービスを作り上げたい」(本間社長)

人々の食生活をトータルで支援できる企業を目指す
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パートナー企業とともに、食に関するサービスを作り上げるのが狙い
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宅配された料理をオーブンレンジで自動調理するというイメージのデモ
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