受賞を間違われた『ラ・ラ・ランド』と『ムーンライト』

第89回アカデミー賞受賞者。左からマハーシャラ・アリ(助演男優賞)、エマ・ストーン(主演女優賞)、ヴィオラ・デイヴィス(助演女優賞)、ケイシー・アフレック(主演男優賞) (C) Getty Images
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 第89回アカデミー賞の授賞式が現地時間2月26日(日本時間27日)にロサンゼルスのドルビー・シアターで開催された。開催前は、俳優部門に2年連続で白人しかノミネートされなかったことから、「白すぎるオスカー」といわれた昨年の騒動を受けてどう変化したか、あるいはトランプ大統領批判がどれくらい噴出するかが注目されていた。ところがすべての話題をかっさらってしまう事態が勃発。なんと最後の発表となる作品賞で、本来は『ムーンライト』であるはずが、『ラ・ラ・ランド』が読み上げられてしまう前代未聞の珍事が起こったのだ。

 ことの発端はこうだ。ウォーレン・ベイティとフェイ・ダナウェイがプレゼンターを務める作品賞の発表シーン。2人が『ラ・ラ・ランド』と読み上げると、プロデューサーらが登壇し、感動のスピーチを繰り広げた。だが、ほぼスピーチが終わったころに間違いであることが告げられ、代わって『ムーンライト』が本当の受賞作品であることが発表された。

 これにはステージも観客席も大いに戸惑った様子で、ただただ呆然。だが『ラ・ラ・ランド』のスタッフとキャストはすぐに『ムーンライト』チームに場を譲り、『ムーンライト』のプロデューサーはざわめきが残った会場で、戸惑いながらも喜びと感謝を語った。

 間違いの要因は受賞結果を入れた封筒を間違えてプレゼンターに渡してしまったことのようで、ベイティらが読み上げたカードには「『ラ・ラ・ランド』エマ・ストーン」と書かれていたという。その後、アカデミー賞の投票を管理する会計事務所プライスウォーターハウスクーパ ーズがこの件について間違いを認めて謝罪している。

『ラ・ラ・ランド』
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Photo credit: EW0001: Sebastian (Ryan Gosling) and Mia (Emma Stone) in LA LA LAND.Photo courtesy of Lionsgate.
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