本格的な花粉飛散のシーズンがやってきた。花粉症対策に欠かせないのが、物理的に花粉をブロックしてくれるマスクだ。この季節、ドラッグストアや量販店には、さまざまなタイプのマスクが並んでいる。ファッション性を追求したものから医療用にも使われる高機能マスクまで選択肢もずいぶん広がった。毎年、新しい機能が登場するマスク業界。2018年のトレンドを探った。また、意外と知らない正しい着け方も紹介する。

肌荒れと息苦しさ対策に特化したマスク

 2018年の主流は「肌荒れ予防の加湿付き、息苦しさの解消を訴求した商品」だと語るのは「Fitty」シリーズで知られる玉川衛材の小野太一氏。

 マスクは一日中着けていることも少なくない。長時間着けていると気になるのが耳への圧力と肌荒れだ。会話をしたり顔を動かすと、どうしてもマスクが動いて肌とこすれてしまう。そうすると、乾燥しやすい冬の肌は水分と油分が奪われて、さらに乾燥してしまうのだ。耳に関しては、平らなゴムひもが標準になりつつあり、以前より負荷は軽減しているが、肌荒れに対しては、なかなか有効な解決策がなかった。「マスクの悩みでは、かねてから摩擦による肌荒れ対策の要望が多く、特に保湿効果に特化して商品を開発しました」と小野氏。

 同社の「シルキータッチ クイーンズリッチ」は、内側面に保湿ローションとシアバターのW保湿成分を加工。指で触ってもかなりソフトな感触だ。実際に着けてみると肌に吸い付くようにしっとりしている。肌への摩擦の少なさは口を動かすとよく分かる。耳かけゴムの取り付け位置がマスクの表側(外側)なのも肌への緩衝が少なくて肌あたりがやさしい。

肌荒れ対策には「フィッティ シルキータッチ クイーンズリッチ」(5枚入り、希望小売価格550円)
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 マスクを付けたまま小走りで電車に駆け込んだときなど、息苦しさからマスクを外してしまうことがよくある。マスクの密着性と呼吸のしやすさは相反するものだけに、息苦しさの解消はマスクの大きな課題だ。

 「ノーズフィッターとマスク両サイドの加工で顔のラインにフィットさせるとともに、立体プリーツ加工を施しているので、鼻や口を圧迫しません。正しく装着すれば不快な息苦しさを解消します」と玉川氏がすすめるのが、「シルキータッチモア」だ。

息苦しさを解決する「フィッティ シルキータッチモア」(7枚入り、希望小売価格500円)
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 「いったん外したマスクは、フィルター部分に花粉やウイルスなどが付着している場合もあるので、着け外しの際はフィルター部分に手を触れないこと。マスクが汚れたり臭いがついた際には交換してください」と小野氏。マスクはフィルター部分で花粉をキャッチするので、もしフィルター部分を触った場合はしっかりと手洗いすることも大切だ。