外食チェーンで割引などの特典が受けられるクーポン。近年では紙ではなく、メールマガジンやSNSの公式アカウントなどで配信されることが増えてきた。なかでも使いやすく、外せないのが公式アプリだ。スマホに入れておくだけで割引クーポンが得られるが、ひと工夫することで、さらに得できる。

 例えば、讃岐うどんチェーンの丸亀製麺。公式アプリをダウンロードするだけで、通常290円(税込み。以下同)の釜揚げうどん(並)が半額の140円で食べられるクーポンが得られる。その後もサイドメニューなどの割引クーポンが配信される。

 それだけではない。アプリを開くと、「クーポン利用」ボタンと並んで、「クーポン獲得」というボタンがある。これをタップし、店舗利用時に受け取ったレシートのQRコードを読み取れば、さらにクーポンが付与される。忘れずスキャンしておきたい。

 店側がクーポンを配布する狙いは、新規顧客の獲得とリピート客の確保。丸亀製麺は、まずクーポンを配信して来店を促し、利用に応じてクーポンを付与することで再び利用してもらうことをもくろんでいるわけだ。

 同様の施策を異なる2つのアプリを使って行っているのが、牛丼チェーンの吉野家。公式アプリは、歩数に応じて割引クーポンを付与するという独特な仕組みで、必ずしも吉野家を利用する必要はない。

 加えて、吉野家では「Tamecco」というアプリも利用が可能。来店回数に応じて割引特典が得られるもので、アプリを立ち上げなくても、店内に一定時間滞在すると来店スタンプが自動的に付与される。10個たまると、牛丼並盛りに相当する380円が値引きされる。

 2つのアプリを入れておくだけで、公式アプリでクーポンが利用でき、来店のたびにスタンプもたまる。特典の“2重取り”ができるのだ。

 Tameccoは吉野家独自のアプリではなく、はなまるうどんやラーメンチェーンの幸楽苑などでも、それぞれ来店回数に応じた特典が受けられる。最近ではロイヤルホストグループでも利用が開始され、傘下の天丼てんやも対象となった。幅広いチェーンで特典が得られるので、必携のアプリといえる。

 低価格故、割引クーポンやポイント制度がほとんどない回転寿司チェーンだが、2016年10月からスシローが「まいどポイント」をスタートさせた。これは、利用額に応じて付与されるわけではなく、公式アプリから事前に来店予約を行い、店舗でチェックインした場合に限り、1ポイントが付与される仕組み。店舗の混雑を少しでも緩和するため、事前予約を促す狙いがある。

 特典は、2、4、6ポイント獲得でそれぞれ50円引きなど。割引額が際立って大きいわけではないが、店舗での待ち時間も減らせるので、使って損はないアプリだ。