オーダーノートでは、表紙、裏表紙の他、中紙やリング、留め具も選べる
[画像のクリックで拡大表示]

カキモリ:受注制限するほど人気のオーダーノート

 表紙60種類、中紙30種類のなかから、好きなもの選んでノートを作る―。東京・蔵前にある「カキモリ」を訪れる客の大半が利用するのが、オーダーノート作製サービスだ。選んだ用紙を専用のリング製本機でとじれば、世界に一つだけのノートが完成する。

東京・蔵前にある「カキモリ」。東京都台東区蔵前4-20-12
[画像のクリックで拡大表示]
スタッフが専用の製本機でノートを作製する
[画像のクリックで拡大表示]
[画像のクリックで拡大表示]
[画像のクリックで拡大表示]

 カキモリは「『書く』ことに特化した店」と、同店を経営する広瀬琢磨氏は話す。祖父の代から続く文房具店を営む家庭で生まれ育ち、文房具関連の会社を経営するまでになったが、BtoB事業の厳しさを痛感。「文房具で価値のあることを行う」「専門性を生かす」ことを念頭に、カキモリを2010年にオープンした。

 オリジナルノートのほかには万年筆のインクが使えるボールペン「カキモリのローラーボール」などが人気だ。「ネットではできないリアルな体験を提供したい」(広瀬氏)という考えから、商品のほとんどは手に取って試せる。

棚に並ぶ万年筆。商品説明カードは実際にその万年筆を使って手書きしたもの
[画像のクリックで拡大表示]
インクを好みの割合でブレンドできる「インクスタンド」は予約制
[画像のクリックで拡大表示]

 店内にはさまざまな種類の封筒や便箋を組み合わせて選べるコーナーや、壁一面に万年筆が展示されたコーナーなど、書くための道具が所狭しと並んでいる。週末にもなると多くの客が来店し、一時期はオーダーノートの受注制限を行うほどに。今後は都内の他の地域や海外での展開も考えている。