低価格帯眼鏡チェーン店の登場で、眼鏡を買うハードルは以前よりはるかに低くなった。しかし「自分に似合う眼鏡の選び方を知らずに、人生で大きな損をしている人が多いのでは」と嘆くのは、『あなたの眼鏡はここが間違っている』などの著書がある“眼鏡スタイリスト” の藤(とう)裕美氏。「本当に似合う眼鏡はその人の魅力を引き出し、ビジネスにも私生活にもプラスの変化をもたらしてくれる」と断言する。

 「眼鏡選びがビジネスに影響を与える」と聞いてもピンとこないが、たしかに政治家や芸能人はきつい印象をやわらげたり、貫禄を強調したりなど、眼鏡で印象をコントロールしている人が多い。普通のビジネスパーソンでも、眼鏡の個性を上手に生かして自分のキャラを立たせることができるというわけだ。眼鏡で個性を上手に演出できれば、顔を覚えてもらいやすくなったり話しかけられやすくなったりするだけではなく、「眼鏡をきっかけに異性から話しかけられる」など“モテ”にも有効だそう。ということは多くの人が、本当に似合う眼鏡の選び方を知らないばかりに、損をしているということになる。

 多くの人が陥りがちな誤った選び方の例から、“本当に似合う眼鏡選び”のヒントを探る。

『あなたの眼鏡はここが間違っている』(藤裕美著、講談社刊、1500円)。「すべてのブランド、お店が品質の良いもの、質の高いサービスを提供するわけではありません。だからこそ、多くの人に自分だけの似合う眼鏡に出会っていただきたいと思い、知ってもらいたい最低限のことをこの本に書きました」(藤氏)
[画像のクリックで拡大表示]
かける眼鏡によって印象が変わる例(30代男性の場合、撮影/井上孝明)。左から、「RODENSTOCK/R2219 Col.A(ローデンストック・ジャパン)」「Silhouette/7722 Col.6052(シルエット)」「DJUAL/G-02A Col.2(デュアル)」「ic! berlin/CHRISTINA H. Col.CREME BRULEE(アイシー! ベルリン ジャパン)」。『あなたの眼鏡はここが間違っている』より転載
[画像のクリックで拡大表示]