“1000万円超え当然”のポルシェにおけるマカンの重要性

 もちろん「911」「718ボクスター」「718ケイマン」といったポルシェのスポーツカーは、今もブランドを支える柱ではある。また、ポルシェジャパンの七五三木敏幸社長は、2017年の販売台数は前年超えをしているものの大型SUV「カイエン」の販売台数が減少した理由については、フルモデルチェンジの発表による買い控えにあり、今年導入される新型カイエンにはとても期待しているという。

 日本自動車輸入組合(JAIA)が発表する輸入車新車登録台数によれば、日本におけるポルシェの販売台数が年間5000台超えを記録したのは、マカン登場の2014年以降(2013年は4869台)。マカンの販売が本格化した2015年は6690台、2016年は6887台、2017年は6923台と年々拡大してきたのだが、7000台には及んでいない。今年は2017年に登場した新型パナメーラと新型カイエンによる伸びが期待されるものの、どちらも1000万円超えのクルマだけに、必ずしも大幅な台数増に結びつくとは限らない。

 つまり、7000台超えを果たす鍵を握るのは、サラリーマンでも手の届くマカンにあるわけだ。認知度は高いポルシェだが、1000万円以上の高額車というイメージが強く、初めから購入の候補に挙がらない可能性もある。600万円台からで、しかも扱いやすいサイズのSUV、マカンは販売台数を稼ぐにためは欠かせない要素と言えるだろう。