エアソフトガンが安全かつ高性能に変化

 こうしたソフトの変化に加え、エアソフトガン自体、つまりハードの変化も現在のサバゲー人気を後押ししている。

 圧縮した気体の圧力によってBB弾を発射するという基本構造や、「エアコッキングガン(※1)」「ガスガン(※2)」「電動ガン(※3)」という形式があるという点は、昔と現在で変化はない。しかし発射時に実銃と同様、スライドが後退して反動を体感できるガスブローバックモデルが一般化するなど、よりリアルなものへと進化している。また、2006年の銃刀法改正によってエアソフトガンの発射パワーは「0.98ジュール」以下と法律で定められたが、その一方でBB弾にバックスピンをかけることで小さなパワーでも飛距離を延ばす「ホップアップシステム」と呼ばれる技術が発展。現在のエアソフトガンは安全でありながら、より高性能なものへと進化しているのだ。

 現在はサバゲーを行う際は、使用する銃の弾速を計測するなど、きっちりとした安全管理が行われるのが常識だ。業界全体でサバゲーが「クリーン」な遊びになるよう努めた結果、一般化が進んだともいえる。

 「打ったときのフィーリングがよりリアルなのはブローバック機構の付いたガスガンだが、気温が低いとガスの圧力が下がって本来のパワーが出なくなるのが欠点」と生田社長。最初の1丁として季節を問わずに遊びたいなら、まずは電動タイプのものを購入するのがいいとアドバイスする。

 面白いところでは、最近は企業の懇親会やチームビルディング研修などでサバゲーを行うケースも増えているという。確かにサバゲーの強い緊張感のなかでは個々の人間性が露わになりやすいし、仲間との連帯感もこの上なく深まるものなのかもしれない。

※1:エアコッキングガン
内蔵のポンプに手動で空気を圧縮して弾を発射するタイプのエアソフトガン。安価で電気やガスなどの動力も必要ないため気軽に遊べる反面、一発打つたびに圧縮動作をしなければならないため連射には不向き。
※2:ガスガン
あらかじめ本体内のタンクに専用のガスを圧縮しておき、その圧力を使って弾を発射するタイプのエアソフトガン。発射時にスライドの部分が実銃のように後退するタイプを「ガスブローバック」。後退しないものは「固定スライド」などと呼ばれる。フィーリングが気持ち良い反面、外気温が低いと本来の性能を発揮できなくなるという弱点がある。
※3:電動ガン
モーターの力で空気を圧縮して弾を飛ばすタイプのエアガン。電源は電池や充電式のバッテリーが使われる。ガスガンのように外気温の影響を受けず、安定してパワーを発揮でき、連射性能が高い。
Brave Point 台場店は、装備をすべてレンタルで用意。料金もごくリーズナブルでフィールド使用料と最低限の装備がセットになった「体験パック」は2時間で税込み3200円(土日祝日は税込み3500円)だという
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(文・写真/佐藤 旅宇)