2016年は「VR元年」と呼ばれた年だった。最初にVR(仮想現実)に注目したのはゲーム業界。9月に開催されたアジア最大級のゲームイベント「東京ゲームショウ 2016」はまさにVR一色で、試遊は整理券が瞬く間になくなるほどの人気だった。10月には東京ゲームショウでも話題を集めたソニー・インタラクティブエンタテインメントの「PlayStation VR」(PS VR)が発売され、即時完売。このほか、米オキュラスの「Oculus Rift」、HTCの「HTC Vive」など高価で高性能なVR用ヘッドマウントディスプレー(HMD)も登場し、ゲームだけでなく、企業のプロモーションなどにも活用された。

東京ゲームショウでのVRの試遊は、予約がすぐ埋まるなど大人気だった
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 各種メディアでVRの話題を多く見かける年だったが、VRは本当に立ち上がったのか? 一過性のブームで終わったりせず、今後定着するのか? 今年1年の出来事を振り返りつつ、検証する。