ソニーモバイルコミュニケーションズからコミュニケーションロボット「Xperia Hello!」(14万9880円)が2017年11月18日に発売された。イヤホン型デバイス「Xperia Ear」やAndroid OS搭載スマートプロジェクター「Xperia Touch」に続く、Xperiaスマートプロダクトの第3弾製品となる。

 Xperia Hello!は、昨今注目を集めているスマートスピーカーと同様に、ユーザーが話しかけた内容を認識し、その内容に応じた答えを音声で教えてくれるボイスアシスタント機能を搭載。これに加えて、Xperia Hello!自身がユーザーを認識し、自ら話しかけてくれる機能も備えている。一方通行で終わらないところが、スマートスピーカーとは異なる大きな特徴といえる。

 では、実際の使い勝手などはスマートスピーカーとどう違うのか。2週間程度使ってみて、その特徴と違いを探ってみた。

ソニーモバイルコミュニケーションズのスマートプロダクト「Xperia Hello!」。ソニーストアでの価格は14万9880円
[画像のクリックで拡大表示]

可動箇所は少ないが、多彩な表情を見せる

 Xperia Hello!は、大きく分けて「コミュニケーション」「見守り」「インフォテインメント」という3つの基本的な機能を備えている。「コミュニケーション」は屋内外の家族をつなげる機能で、LINEでメッセージを送ったりビデオ伝言を残したりすることが可能。さらに、Skypeによる音声通話やビデオ通話にも対応する。

 「見守り」は、外出先から家の中の様子を確認できる便利機能。LINE経由でXperia Hello!が家族を見かけた時間を確認できるほか、室内を撮影して写真で確認することも可能だ。「インフォテインメント」は、ユーザーを認識し、そのユーザーにあった情報を能動的に教えてくれる機能。その日の天気やニュース、交通情報とともに、リマインダーやメッセージも通知してくれる。

「今日の天気を教えて」など、声で話しかけるとさまざまな情報を音声で伝えてくれる。さらに、本体前面に4.55インチの画面を備えており、内容に応じて関連情報が表示される
[画像のクリックで拡大表示]
OSにはAndroid 7.1を採用しており、ホーム画面(左)やアプリ画面(右)などは一般的なスマホとほぼ同じ。イメージとしては「Androidスマホを搭載したロボット」といった感じだ
[画像のクリックで拡大表示]

 ボディデザインは全体的に丸みを帯びており、凹凸もほとんどないので、親しみやすい柔らかなイメージになっている。さらに、ボタンを底面に配置することで家電っぽさを消していることもあってか、手足がなくても、頭と目だけでそれなりにロボット感が出ている。

 また、胴体と頭、目しか動く部分はないが、細かな動きでロボット感をしっかり出している点は優秀。「楽しい」や「悲しい」といった感情を、ちょっとした頭の傾きや目の瞬きでちゃんと表現できる点はさすがだと思った。

 さらに、かなり素早い動きをしているにもかかわらず、モーター音などのノイズがほとんどしないのは驚きのひと言。音に対する不快感にしっかり対応している点は、技術力の高さを感じた。

底面には中央に電源ボタン、その上にボリュームキーを装備(左)。気づきにくいが、温度&湿度センサーも備える。また、背面にはカバー付きでUSB端子(Type-C)を搭載し(右)、通常のスマホと同じようにパソコンに接続してデータを転送したりできる
[画像のクリックで拡大表示]
胴体は縦軸で左右に360度回り、頭部は上下にうなずいたり左右に傾けたりできる。目はまばたきできるほか、ウィンクをすることも可能で、それらを組み合わせて拗ねた仕草やバンザイしているような動きなどもやってくれる
[画像のクリックで拡大表示]