各社のフォトストレージは、撮影した写真や動画を手軽に1カ所にまとめて保存し、薄型テレビで見ることにおいては不満のない仕上がりになっている。ただ、自宅の外からは見ることができないのが物足りない
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 前回掲載した「デジカメ写真用のフォトストレージ選び、スマホ連携&ネット越しの閲覧に注目」では、デジカメやスマホで撮影した写真や動画を簡単にハードディスクに保存し、自宅の薄型テレビで楽しめる「フォトストレージ」の機能を比較しながら紹介した。各社のフォトストレージは「デジカメやスマホで撮影した写真や動画を簡単に取り込み、自宅のテレビで鑑賞する」ことにおいてはおおむね満足できるものの、インターネット経由で自宅以外から閲覧する機能については不満の残る内容であることが分かった。

 年末年始の休みが近づき、「帰省した実家から保存したデジカメ写真や動画をまるごと閲覧したい」というニーズが増えるのは間違いない。その点を重視するならば、ネットワーク経由でデータが読み書きできるNAS(ネットワークストレージ)を導入するのが現時点ではベストな方法といえる。

4TBや8TBなど大容量のハードディスクも選択できる

 Synology(シノロジー)の「DiskStation DS115j」(実売価格は1万5000円前後、以下「DS115j」)は家庭内ネットワークのみならず、インターネット経由でデータを参照する機能を搭載するNASキットだ。使うにあたって面倒な設定や専門知識は必要なく、Windows上でUSBハードディスクを読み書きする感覚で簡単に使えるのが魅力だ。さまざまな機能はソフトウエアで追加する仕組みで、写真管理用のソフトもワンタッチでインストールできる。

SynologyのNASキット「DiskStation DS115j」。USB接続の外付けハードディスクをちょっと大きくしたような外観だ。NASキットなので、ハードディスクは別売となる
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DS115jの背面。ネットワーク機器への接続は有線LANのみで、無線LANは搭載しない。USB端子は、さまざまなUSBストレージをネットワーク経由で共有する際に使うもので、USB接続でパソコンなどには接続できない
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 DS115jはハードディスクを内蔵していないので、別途自分で用意する必要がある。内蔵型のハードディスクは大容量化と価格下落が進んでおり、2TBモデルは7000円前後、4TBモデルでも1万4000円前後で入手できるようになった。多少割高になるが、8TBの大容量モデルも3万円前後で手に入る。自分の使い方に応じて大容量のハードディスクが選択できるのも、NASキットのメリットといえる。4TBのハードディスクと合わせて購入しても、3万円でおつりが来る。

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ケースを開けると、ハードディスクを装着するスペースが顔を出す。パソコン用で一般的なSerial ATA形式の3.5型ハードディスクを用意して装着すれば準備完了だ