数年前から「ジェネリック家電」というキーワードが注目を集めている。このカテゴリーに入る家電は、現在も様々なジャンルで好調に売れている。

アイリスオーヤマのコードレスアイロン「SIR-02A」。税込み3000円弱で売られている
[画像のクリックで拡大表示]

 「ジェネリック家電」は、同じ主成分ながら新薬と比べて低価格な「ジェネリック医薬品」から着想された造語。大手以外の家電メーカーが、品質を保ちつつ機能をシンプルにして価格を抑えて作った格安家電全般を指す。明確な定義はないが、いわゆる「安かろう悪かろう」な粗悪品とは違い、基本的な品質は大手メーカーと大差ない。

 一般的に知られているメーカーとしては、山善や小泉成器、トヨトミ、ツインバード、アイスリオーヤマなどが挙げられる。製品を企画・設計し、製造は委託工場にまかせるというファブレス方式を採用したり、世代交代により安くなった部品を小ロットで仕入れて組み合わせたりと様々な工夫を凝らすことで評価を高めている。

 ジェネリック家電という言葉自体は2013年以降に知られるようになったが、こうした業態のメーカーは2010年頃から好評を博してきた。

ヨドバシカメラの電子レンジコーナー。左のジェネリック家電は、右の大手メーカー(シャープ)と比べて大幅に安い値が付けられている
[画像のクリックで拡大表示]