この1年で多くの写真を撮影しても、パソコンのハードディスクに入れっぱなしの状態では、家族が自由に閲覧するのは難しい
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 年末年始の休みを生かし、この1年に撮りためたデジカメ写真を整理しつつ、旅行などの思い出を振り返ろうと考えている人も多いだろう。ハードディスクの大容量化と低価格化が進んだこともあり、パソコンのハードディスクにまとめて保存するのがもっとも手っ取り早い。だが、基本的にパソコンのディスプレイでしか表示できないので、家族そろって見るのが難しい場合もある。大画面ディスプレイで表示できるデスクトップPCならまだしも、小さめのモバイルノートPCでは自慢の写真も迫力に欠ける。

 そこで便利なのがフォトストレージだ。1TB~2TB前後の大容量ハードディスクを内蔵した小型ストレージで、メモリーカードをスロットに差し込むだけで写真や動画のデータがハードディスクに保存できる。リビングの薄型テレビとHDMIケーブルで接続すれば、家族そろって大画面で楽しめるのもメリットだ。

ハードディスク内蔵のフォトストレージを使えば、デジカメやスマホで撮影した写真や動画をワンタッチでまとめて保存し、リビングの薄型テレビで手軽に鑑賞できるようになる
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保存や表示の機能は大差なし、スマートデバイスの利用や外からの閲覧に差が

 フォトストレージは数社が製品を発売しているが、SDカードやUSBメモリーを差し込むと写真や画像を自動的に取り込んで内蔵ハードディスクに保存し、撮影した日や月ごとにまとめて探しやすくしたりする、といった基本的な機能に大きな違いはない。ネットワークは、有線LANに加えて無線LANも搭載する機種が大半で、無線LANルーターがそばになくても設置できるようになった。

 フォトストレージの使い勝手を左右する機能として機種選びの際にチェックしたいのが、以下のポイントだ。

▼見たい写真を探しやすい工夫は凝らされているか、動作は軽快か

 取り込んだ写真を単純に撮影日時で表示するだけでなく、「子どもの写真が見たい」「ペットの写真が見たい」といったプラスアルファの分類ができるとベターだ。動作にもたつきがなくスピーディーに写真が見られるか、といった基本的な部分も重要。「写真を保存したはいいが、見るのが面倒で結局使わなくなった」という事態に陥らないよう工夫がされているかをチェックしたい。

▼スマホやタブレットで操作や閲覧ができるか

 ほとんどのフォトストレージには赤外線式のカードリモコンが付属しており、ワイヤレスで操作できる。ただし、4方向ボタンや選択ボタンを使ってポチポチと操作するのは、ハッキリいってストレスがたまる。特に、フォルダやイベントの名称を設定するためにリモコンで文字入力するのは苦痛でしかない。そこで、同じネットワークに接続したスマホやタブレットなどのスマートデバイスをリモコン代わりに使って操作したり、スマートデバイス上で写真や動画が閲覧できる機能が備わっていると便利だ。

▼インターネット経由で自宅以外で見られるか、クラウドサービスとの連携はあるか

 実家に帰省した際など、両親に子どもの写真を見せたくなることがある。自宅のフォトストレージに保存した写真や動画をインターネット経由で閲覧できる機能が備わっていれば、そのようなケースでもスマホやタブレット、パソコンを使って表示できる。フル画素の写真をスマホにダウンロードできれば、写真店などのキオスク端末や自宅のインクジェットプリンターでプリントすることも可能だ。自宅のフォトストレージに直接アクセスする機能がなくても、フォトストレージに保存した写真や動画を自動的にクラウドサービスに連携させる機能が備わっていれば、クラウドサービス経由で表示できる。