PlayStation 4向けの3Dアクションシューティングゲーム『地球防衛軍5』が2017年に発売になる(価格は未定)。PS向け人気ゲームシリーズ「地球防衛軍」の最新作だ。そのデモ版をいち早くプレー。低価格ゲームソフトとして登場した同作が、ここまでシリーズを重ねる人気ゲームに成長した秘訣を、ディースリー・パブリッシャーの上席執行役員で、同ゲームのプロデューサーも務める岡島信幸氏に聞いた。

 ディースリー・パブリッシャーは、PlayStation(PS)向けの3Dアクションシューティングゲーム「地球防衛軍」シリーズの最新作、『地球防衛軍5』のデモ版を、今年9月に開催された東京ゲームショウ 2016で公開した。その様子を会場で見ていると、ひとつの大きな特徴に気づいた。それは女性ユーザーの多さだ。内容自体は「巨大な宇宙人が街を埋め尽くしてきたので、ひたすら撃って倒していけ!」という典型的なまでの“男の子向け”本格派ゲームであるにもかかわらず、熱心なファンたちに交じり、女性の姿を多く見かけたのだ。しかも、それらの来場者は、「昆虫だぁ」「怪獣だぁ」「カエルだぁ」と、言いながら、楽しげな笑い声を発している。何度も言うが、その内容が男の子向けの本格派ゲームであるにもかかわらず、である。

 類似ゲームが、どれもマニアックな匂いを漂わせている中、どうして「地球防衛軍」はこのような誰でも楽しめる雰囲気を保っているのか?

(C)SANDLOT (C)D3 PUBLISHER
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「プレーする人を選ばない」が絶対条件のゲーム

 秘密の一つはシリーズそのものの出自に隠されているのかもしれない。『地球防衛軍』の始まりは1998年。ディースリー・パブリッシャーは、PS用のゲームソフトとして「SIMPLE1500シリーズ」というブランドを誕生させた。価格が高い大作ソフトが増え始めた中で、低価格なソフトを次々に発売し、「気軽に手に取ってくださいね」とアピールする戦略を採ったのだ。

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最新作『地球防衛軍5』の画面イメージ。「地球が宇宙人に襲われた! プレーヤーは地球防衛隊の一員として、地球の平和を守るために戦うのだ!」という、潔いまでのシンプルな設定はシリーズを重ねても変わらない。敵として昆虫や怪獣、カエルなどが登場する
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プレーヤーは地上を駆け回って火器を駆使する特戦歩兵「レンジャー」や空から攻撃する降下翼兵「ウイングダイバー」などとして戦う
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 ブランド全体のコンセプトは、単純明快かつプレーする人を選ばないこと。下手な人が最後までプレーできない難易度にすることは厳禁とされた。こうした制約の中、100本を超えるソフトを制作。そのうちの1本として、2003年に『THE 地球防衛軍』という名のシリーズ1作目が誕生した。THE 地球防衛軍はゲームファンの心をつかみ、その後、シリーズを重ねていく。3作目からは通常価格のソフトとして発売され、人気を獲得した。

 そして、2017年に発売されるのがPS4向けの最新作『地球防衛軍5』である。大作ゲームとして有名になった今も、誰でも楽しめる間口の広さを守り続けているようだ。最新技術と分かりやすさ――そのさじ加減をどう調整しているのか。ゲームのプロデューサーでもある同社上席執行役員の岡島信幸氏に話を聞いた。

ディースリー・パブリッシャー上席執行役員でコンテンツ事業部事業部長の岡島信幸氏。『地球防衛軍5』のプロデューサーでもある
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