大手PCメーカー各社が投入している年末商戦に向けたパソコンの新製品。手軽さや軽さを重視するならノートパソコンだが、やはり処理性能や画面の大きさなど、パソコンとして使うときの快適性を考えるとデスクトップパソコンが捨てがたい。ハイスペックとコンパクトを両立するゲーミングPCも注目だ。

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 2017年秋のパソコン選び最終回は、デスクトップパソコンとゲーミングノートを紹介する。デスクトップは大画面とTVチューナーや迫力サウンドなどのAV機能、ゲーミングPCなら美麗なグラフィックスを使ったゲームがグリグリ動き、動画や写真の加工をスピーディーにこなせる高いスペックなどが魅力だ。スタンダードノートに不満のある人はぜひ検討してほしい。

大画面やAV機能重視ならデスクトップ

 今やパソコンといえばノートパソコンで、デスクトップパソコンの存在感は薄れている。しかし24型や27型といった大画面や、迫力や音質にこだわったサウンドシステムを搭載するなど、ノートにはない魅力がある。テレビチューナーを搭載してテレビやレコーダーとして使える機種も多く、グラフィックス性能の高いハイスペック機もある。ノートの機能やスペックで物足りない人にはデスクトップパソコンが向いている。特に以下の4つのいずれかに当てはまる人におすすめだ。

●テレビ・レコーダーとしても使いたい
 国内メーカーの液晶一体型デスクトップは、地上/BS/110度CSデジタルの3波対応テレビチューナーを搭載して、テレビを見たり録画・再生できるものが多い。リビングのテレビやレコーダーが家族に占領されてしまって自由に使えない人に向いている。テレビチューナーが複数あれば裏番組の録画もできるので、チューナーの数に注意したい。

●音楽や動画をいい音で楽しみたい
 国内メーカーの製品はテレビだけでなく、ヤマハやパイオニアといった有名オーディオブランドと協業してハイレゾ対応スピーカーやウーファーなどを搭載し、音の迫力にもこだわったものが多い。テレビが見られる機種ならテレビのスポーツ中継や映画などをそうしたサウンド機能で楽しめる。パソコンで音楽鑑賞をしたりブルーレイディスク(BD)を見たりとった使い方をしたい人に向いている。

●ノートの画面は小さいすぎて見づらい
 液晶一体型デスクトップは24型クラスが中心で、27型の製品もある。15型クラスがほとんどのスタンダードノートに比べて、画面が大きく見やすいのがメリットだ。ただし横幅がかなりあるので、自分がパソコンを設置したい場所に置けるかどうか、サイズに注意しよう。パソコン本体とディスプレーが分かれているタイプの場合は、好みのサイズのディスプレーを購入して利用できる。

 液晶一体型デスクトップの中には、Celeron搭載でテレビチューナーなどを搭載しないシンプルな低価格モデルもある。スペックは低いが、ノートの画面では小さく見づらい人、大きい画面でインターネットやマイクロソフトオフィスを利用したいという人向きだ。

●動画や写真の加工がしたい、ゲームをしたい
 本体とディスプレーが別々に分かれたタワー型デスクトップパソコンの中には、NVIDIAのGeForce GTXシリーズやAMDのRadeon RXシリーズといった、ハイスペックなグラフィックスチップを搭載する製品がある。ハイスペックが要求されるゲームやVRコンテンツなどを遊んだり、動画や写真の加工などをサクサクとこなしたいなら、こうした製品を選ぼう。液晶一体型デスクトップはスタンダードノートと同様にCPU内蔵グラフィックス機能を使っていることが多く、グラフィックス性能はあまり高くない。