音質はどうなのか?

 サウンドを聴き込んでみると、「ビーツ流」とも呼ぶべき重低音にブーストを効かせたトーン。3万円以上の高級ヘッドホンだけあって音全体の情報量があり空間志向で響きも付けられた中域のなかでボーカルもしっかりと聴き分けられる。

 基本的にどんな楽曲でも聞けるが、ジャンルとしてはボーカル重視のJ-POPやロックより、ダンス系、クラブ系ミュージック系のほうが相性の良いサウンドだ。

ロックではRADWIMPSの『前前前世 (movie ver.) 』をリスニング
[画像のクリックで拡大表示]
日本のバンド、Suchmos(サチモス)の曲『YMM』は相性良好だった
[画像のクリックで拡大表示]

 ノイズキャンセルヘッドホンは昔からあるカテゴリーだが、今なおボーズとソニーが強い分野だ。そんななか、Beats Studio3 Wirelessのノイズキャンセルの性能は騒音軽減として評価できるレベルだ。

 ビーツというと、洋楽好きが選ぶヘッドホンブランドというイメージが強いが、Beats Studio3 Wirelessは、サウンドはもちろん、ノイズキャンセル性能目当てでも選択肢に入る、完成度の高いモデルといえるだろう。

(文/折原一也)