Sペンを活用した機能が大幅に強化

 だが、Galaxy Noteシリーズのユーザーが求めている最大の要素は、やはりペンであろう。ペン自体はGalaxy Note7とほぼ同じスペックで、4096段階の筆圧感知に対応するほか、IP68の防水・防滴性能にも対応。「Galaxy Note7でペンを大幅に改善したことから、その体験を維持するのが適していると判断した」と、ソ・ジン氏は話す。

 一方で、ソフトウエア面で見ると多くの新機能が備わっていることが分かる。その1つが「Live Message」で、ペンで描いた筆跡をアニメーションで再生し、それをアニメーションGIFの画像としてメッセンジャーアプリやSNSなどで共有できるというものだ。ビジネス寄りの機能が多いGalaxy Noteシリーズの中ではやや異色の存在ともいえるが、ソ・ジン氏によるとLive Messageは「まだSペンを使っていない人にペンを日常的に使ってもらう」狙いがあるとのことだ。

ペンで描いた軌跡をアニメーションGIFで保存し、SNSなどで共有できる「Live Message」機能は、Sペンを日常的に使ってもらうための機能だという
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 そしてもう1つ、ユーザーの動向から強化されたのが、スクリーンロック中であっても画面上にメモができる「Screen off Memo」機能である。この機能はGalaxy Note5(日本未発売)から搭載されているものだが、同社が調査したところ、Galaxy Noteシリーズユーザーのほとんどが、自分が考えたことをSペンを使ってすぐメモする傾向にあったという。

 そこでサムスンでは、ロック解除をしなくてもメモができるScreen off Memoを強化し、メモの利便性を向上させる必要があると判断。メモを100ページまで保存できるようにしただけでなく、ロック画面にそれをピン留めできるようにしたほか、後から編集もできるようにするなど、大幅な改善を加えたとしている。

大幅に強化された「Screen off Memo」機能。100枚のメモが保存でき、なおかつロック画面にピン留めして表示しておけるようにもなった
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 ほかにも、Sペンを使った翻訳機能も改善を加えており、単語だけでなく文章も翻訳できるようにしたほか、通貨の単位もその国に合わせて変換する機能を盛り込んでいるという。だが、それぞれの機能を実際に使ってみると、機能を増やしたことでインターフェースがやや分かりにくくなってきた印象を受けるというのが正直なところだ。

 初めて使う人にはSペンをどうやって使えば、どの操作ができるのか分かりにくくなってしまった部分があるようにも感じる。この点についてソ・ジン氏は「最も簡単に操作できるよう、インターフェースには最善を尽くしているが、ユーザーの意見を聞きながら持続的に改善を進めていきたい」と答えている。