毎月のコストはどちらがお得?

 では、通信料金を含めた毎月のコストはどうなるのだろう。以下の表は、ドコモ版とSIMフリー版のiPhone 7 / 7 Plusについて、月額料金とiPhoneの実質負担額を合わせた毎月のコストを比較したものだ。

 ドコモ版iPhoneでは、国内宛ての通話が定額の「カケホーダイ(スマホ/タブ)」(月額2700円)、国内宛ての通話が最初の5分間だけ定額の「カケホーダイライトプラン」(月額1700円)の2通りを想定し、月額料金が最も安くなる場合のコストを試算した。基本料金は2年間の定期契約ありの場合で試算している。

 また、家族間でデータ容量をシェアできる「シェアオプション」(月額500円、基本プランはカケホーダイライトプランを想定)を使い、ドコモを利用している家族の回線を親回線として、iPhone 7 / 7 Plusを子回線として契約する場合のコストも試算した(データ通信料は親回線の契約者が支払うためコスト試算に含まない)。

 SIMフリー版iPhoneと組み合わせる格安SIMは、知名度の高い「楽天モバイル」と、多段階制プランを提供する「FREETEL SIM」の2つをピックアップした。楽天モバイルではデータ容量が月3.1GBのプラン(月額1600円)と、このプランに5分間の通話が定額になるオプション(月額850円)を契約した場合のコストを試算。FREETEL SIMは多段階制のプランにおいて最も料金が安い場合と、データ容量が月3GBまでの場合の2通りについて試算した。

iPhone 7の「毎月のコスト」試算
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iPhone 7 Plusの「毎月のコスト」試算
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 iPhone 7(32GB)で見てみると、ドコモ版で通話定額プランを契約した場合は月7925円(データ容量は月2GBまで)、5分間の通話定額プランを契約した場合は月8025円(月5GBまで)となる。

 一方、SIMフリー版iPhone 7(32GB)を格安SIMの楽天モバイルで使う場合、5分間の通話定額オプションを付けても月5483円。ドコモの5分間通話定額プランに対してデータ容量は1.9GB少ないが、コストは月2542円分お得だ。

 楽天モバイルの上記プランとドコモの通話定額プランで比べると、前者のコストのほうが後者より月2442円安い。5分を超えた分の通話時間が1カ月で合計2時間2分(1日当たり約4分)以内であれば、楽天モバイルで5分間通話定額オプションを契約するほうがお得だ。

 SIMフリー版のiPhone 7(32GB)を格安SIMのFREETEL SIMで使う場合、月の通信量が3GBまでだとコストは楽天モバイルと同等の月4633円だが、100MB以下であれば月4032円で済む。データ容量が月100MBまでというのは現実的ではなさそうだが、FREETEL SIMではデータ容量を消費しない代わりに通信速度が遅い「低速モード」を使える。自宅・職場のWi-Fiと併用すれば、100MBに抑えることも不可能ではない。

 一方、ドコモでは家族間でデータ容量を共有するシェアオプションが使えるとお得だ。iPhone 7 (32GB)をシェアオプションの子回線として5分間の通話定額プランを契約した場合、最低コストは月3525円(親回線のパケットパックが「シェアパック5」の場合は月3925円)。データ容量は親回線の分を使うためとはいえ、FREETEL SIMよりさらに月500円分ほど安くなる。