充実装備ながら価格が手ごろ、iPhone 6sの中古品が狙い目

 そのような状況ながら、買い得なiPhoneはちゃんと存在する。宮内氏は「近ごろ、iPhone 6sの中古品がよく売れている。内容を考えると価格は割安といえ、狙い目だ」と評価する。中古品でもいまだ5万円を軽く超えるiPhone 7に対し、iPhone 6sは3万円台前半まで価格が下がり、断然買いやすくなった。

iPhoneの中古品で人気があるのが、2015年に登場したiPhone 6sだ。もっとも人気の高いNTTドコモ版でも3万円台で入手できる
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 iPhone 6sは、製品のナンバリングからすると旧々世代のように感じるが、iPhone 7sが欠番となったため、実際はまだ2年落ちの新しいモデルだ。CPUのA9チップは処理性能とグラフィックス性能が高く、最新のiOS11ももたつくことなく快適に動作する。液晶パネルは3D Touchに対応しているので、アイコンを強く押し込んでサブメニューを開くクイックアクションも利用できる。ローズゴールドのカラーが加わったのもiPhone 6sからだ。「iPhone 7以降にしかない耐水性能やApple Pay(FeliCaチップ)が必要なければ、あえて割高なiPhone 7を選ぶ理由は少ない」(宮内氏)。

 iPhone 6sが売れるもう1つの理由として、宮内氏はイヤホン端子の存在を挙げる。iPhone 7になって3.5mm径のイヤホン端子が廃止され、Lightning経由の有線接続かBluetooth経由のワイヤレス接続しか選べなくなった。有線タイプの高音質イヤホン&ヘッドホンをダイレクトに接続できるiPhone 6sは、音にこだわりを持つ人に支持を得ているという。イヤホン端子の有無で、あえて旧モデルのiPhone 6sを選ぶユーザーが出てきたことも面白い現象といえる。

イヤホン端子がなくなったiPhone 7(上)を嫌い、イヤホン端子のあるiPhone 6s(下)以前の機種を選ぶ人も少なくない
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音質のよさや遅延のなさを評価し、有線式のイヤホンやヘッドホンを愛用する人は多い
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 宮内氏は「iPhone 6sなら、まだあと2年は現役で使える」と断言する。