連絡帳はシンプルだが……

 ここからは各機能の使い勝手を見ていこう。

 SIMカードはNanoSIMに対応し、通信回線はNTTドコモとソフトバンクの3G/W-CDMAネットワークに対応する。SIMフリー端末なので、多くの格安SIMが利用可能だ。

 通話関連では「連絡帳」機能を備え、呼び出してすぐに電話をかけたりSMSを送ったりできる。登録できる内容はとてもシンプルで、名前と電話番号のみ。メールが使えないのでメールアドレスを登録できないのはもちろんのこと、メモ書きなどもできない。利便性を考えるとこの点はやや物足りなくもあるが、機能を絞っていることを考えれば逆に潔いともいえる。

SIMスロットは背面右側にある。トレイなどは特になく、SIMカードを直接差し込んでカバーを取り付ける
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各機能は画面下の中央にある「▲」「▼」ボタンを押して選ぶ。連絡帳を使う場合は人のマークを選択する
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連絡帳で登録できるのは名前と電話番号のみ。選んだ相手に素早く電話をかけたりSMSを送ったりできる
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 気になったのは日本語入力の単語の少なさ。それほど珍しくない名前(大木、近藤、佐々木、中西など)でも、そのまま入力して表示されないことがあったので、名前の入力にはちょっと手間取ると感じた。この辺りは、早期にアップデートで強化してほしい点だ。

 なお、メモリーカードスロットがないため、他のスマホに登録済みのデータを移す場合などはSIMカードを利用する。SIMカードに保存した連絡帳データを本体にインポートしたり、逆にエクスポートしたりすることが可能だ。基本的にはこれでも困らないが、個人的にはAndroid OSを搭載しながらグーグルの連絡先を活用できないのはやや残念に感じた。

 通話の音質は、今回使った感じではとくに問題や不満はなかった。相手の声はしっかり聞こえたし、相手にもちゃんと届いていた。ただ、1つだけ気になったのは通話のボリュームを変える方法がないこと。聞こえやすいのはとてもよいのだが、逆に静かな場所では音漏れする可能性が高いので、これについても機能追加が望まれる。

文字入力は日本語の単語数の少なさが弱点。例えば、「こんどう」と入力すると「金堂」「金銅」「混同」は出ても「近藤」は表示されない。筆者的にはちょっと切ない
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2~9の数字ボタンを長押しすることで登録しておいた連絡先にすばやく電話できる「スピードダイヤル」を備える
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