iPhone 8/8 Plusの発売日、iPhoneで撮影を手がける写真家を招いての写真講座をApple銀座にて開催。フレーミングやライティングなど撮影のコツを2名の写真家が解説するとともに、ポートレートライティングなどiPhone 8 Plusで搭載された新機能にも注目が集まった (c) Kensuke Tomuro
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 アップルの「iPhone 8/8 Plus」の発売日となった2017年9月22日の夜、Apple銀座(旧アップルストア銀座)は予約していた新iPhoneを買いに来た人々で大いににぎわっていた。

 それに合わせるように開かれた無料の参加型イベント「Today at Apple」では、「Photo Lab:風景写真とポートレート」と題し、iPhoneのカメラ機能にフォーカスを当てた講座が開かれた。世界でもっとも多くの人に利用されているカメラとなったiPhoneを使い、カメラ機能の使いこなしや撮影のコツを専門家が解説しつつ、一緒に撮影を体験しながら学ぼうという企画だ。

 今回登壇した講師は2名。ひとりは、日経トレンディネットでもおなじみの三井公一氏だ。古くからiPhoneを使って本格的な撮影を手がけてきた「iPhonegrapher」のひとりで、iPhoneだけで撮影した写真集を世界で初めて刊行して話題を集めた。

 もうひとりは、4年前にInstagramに出会ったのをきっかけにiPhoneで写真を撮り始め、インスタグラマーにして写真家でもある福田洋昭氏。Instagramのフォロワーは55万人を超えるほどだ。

iPhonegrapherとして世界的に知られる写真家の三井公一氏 (c) Kensuke Tomuro
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55万人を超えるフォロワーを誇る人気インスタグラマーという顔も持つ福田洋昭氏 (c) Kensuke Tomuro
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iOS 11でライブフォトに加わった長時間露光機能の面白さを解説

 イベント当日はあいにくの雨模様だったが、イベントのスタート時には会場はほぼ満席となった。まず。2名の写真家がiPhoneで撮影したお気に入りの写真をスクリーンに映しながら、iPhoneのカメラ機能で優れた部分や気に入っている点は何なのかを解説した。

三井氏がiPhone 8 Plusで撮影した写真を披露しながら、撮影のポイントなどを解説していった (c) Kensuke Tomuro
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 三井氏は「iPhoneは常時身につけているので、シャッターチャンスを逃さないのが何よりの魅力。iPhoneならば撮られる側も構えなくて済むので、自然な姿や表情が撮れるのもメリットだ」と述べた。最新のiPhone 8/8 Plusは、これまでと比べて解像感が高まったことを解説しつつ、iOS 11のライブフォトで使えるようになった長時間露光の表現の面白さを実例を交えて見せてくれた。

ふところから初代iPhoneを取り出し、会場を沸かせた三井氏。「ふだんから常に持ち歩いているiPhoneは最高のカメラだ」と評価
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「撮像素子やCPUを一新したiPhone 8は肌の階調表現がよくなった」と指で示しながら解説する三井氏
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iOS 11では、ライブフォトで長時間露光の表現ができるようになった。人でゴチャゴチャしているターミナル駅の改札口も、長時間露光の表現にしたうえでモノクロにすると、アート感あふれる仕上がりになる
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 Instagram好きが高じて写真家となった福田氏は、実は写真の勉強をしたことがないそう。3年ほど前にiPhoneを手にしてから、毎日何時間も人物や景色、建築物などの被写体をさまざまな角度から撮り続けていたら、自分の撮影スタイルができあがっていたのだという。やがて、各社から仕事のオファーが舞い込んで写真家への道を歩むことになったわけだが、最初に仕事で撮ったというインドのタージマハルの写真を見せてくれた。

福田氏がiPhoneで撮影したタージマハルの写真。明るいところと暗いところのコントラストをうまく作って撮っている
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 福田氏も三井氏と同様に「iPhoneは小さいので、撮っていても周りから怪しく思われないのがいい」と魅力を語った。会場がちょっと受ける。

 いち早くiPhone 8を使ったという福田氏。「以前は、撮影条件によってディテールの表現があまりよくない場合もあったが、iPhone 8は拡大しても気にならないほどディテールがしっかりしている。ポートレートをちゃんと撮れるようになった」と評価する。

福田氏が撮影したポートレート写真。「iPhone 8はしっかりしたポートレートを撮れるカメラになった」と評価する (c) Kensuke Tomuro
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