毎回2万人が閲覧するプロゲーマー

 7月にCyberZとスポンサー契約を結んだ、たいじ氏もその1人。スポンサー契約を機に正社員を辞めて、より自由に時間を使えるように雇用形態を変えた。「昨年から仕事を辞めても、生活できるぐらい稼げるようになった」とたいじ氏は言う。たいじ氏はCyberZの支援を得ながら、競技性のあるゲームでプレーヤー同士が競う「eスポーツ」の大会に出場していくことになる。

 たいじ氏の得意ゲームタイトルは、任天堂のシューティングゲーム『スプラトゥーン』だ。スプラトゥーンはインクを撃ち合って、自分の色の陣地を広げて、面積を競い合うゲーム。最大で1チーム4人ずつ計8人で対戦する。オンラインで対戦相手を見つけて遊ぶこともできる。7月にはNintendo Switch向けに続編の『スプラトゥーン2』が発売された。

 このスプラトゥーンシリーズを中心に、カプコンの人気アクションゲーム『モンスターハンターダブルクロス』などの動画を毎日平均2~3時間を配信している。同時閲覧者数の平均は4000~5000人、1回の配信で合計で2万~3万人が閲覧する。これは、OPENREC.tvの利用者の中でも、非常に多く閲覧される動画配信者の1人だという。

たいじ氏の配信する動画は、毎回2万~3万人が閲覧する
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任天堂のシューティングゲーム「スプラトゥーン」シリーズの動画を中心に配信する
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 動画の配信サービス事業者はこうした優れた動画クリエーターの囲い込みや育成に力を入れる。人気コンテンツを作れる動画クリエーターを多く抱えることが、視聴者から支持を得るために重要だからだ。そのため、新たな動画クリエーターの発掘や育成、囲い込みが競争のポイントとなっている。

 例えば、たいじ氏は元々、他社のサービスでゲームのプレー動画を配信していたが、「ゲームを配信する際の画質の高さ」(たいじ氏)が決め手となりOPENREC.tvの利用を始めた。スプラトゥーンはピンクや黄緑などビビッドな色合いのインクを撃ち合うゲームのため、画質が粗いとなおさら汚く映ってしまうという。自身のプレーをもっとキレイに見せたい。そう考えていたときにOPENREC.tvでの動画配信を打診されたことがきっかけだ。

 CyberZはゲーム動画の配信に適した環境の整備と、リクルーティング活動で優れた動画クリエーターの発掘や囲い込みを狙う。また、eスポーツのイベント「RAGE」を主催するなど、ゲームプレーヤーの活躍の場を広げる取り組みにも力を注いでいく。