東芝映像ソリューションは、AI(人工知能)と音声技術を活用した音声対話デバイス「TH-GW10」を、2017年12月に北米市場で発売すると発表した。

北米で発売される音声対話デバイス「TH-GW10」
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 「TH-GW10」は、米Amazonの音声AIアシスタント「Alexa(アレクサ)」を搭載。外観はAmazonのスマートスピーカー「Amazon Echo」に似ているが、「単なるスマートスピーカーではない」と、東芝映像ソリューションの石橋泰博ソリューション技師長は強調する。

 石橋ソリューション技師長によれば、「TH-GW10」の機能は大きく3つ。1つめは、自然言語の対話で音楽再生や情報・コンテンツサービスを利用できる、いわゆるスマートスピーカーとしての機能。2つめは、さまざまなIoT(モノのインターネット化)デバイスとつながるホームゲートウエイとしての機能。3つめは、モーションセンサー付きカメラの搭載で、スマートフォン向けアプリからホームセキュリティサービスを利用できるセキュリティIoTデバイスとしての機能だ。

 Wi-Fi、Bluetooth、Zigbee、Z-Wave Plusという4種類の無線通信規格に対応。「この4種類で、北米で普及する無線機器のほとんどをカバーでき、規格の違いを意識することなく使える」(石橋ソリューション技師長)とする。

「TH-GW10」は単なるスマートスピーカーではない、と語る東芝映像ソリューションの石橋泰博ソリューション技師長
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 3年前の「Amazon Echo」登場以前から、AIと音声技術を活用した音声対話デバイスの構想があったという東芝映像ソリューション。ここにきて、「ようやく開発環境や市場環境が整い、製品展開に着手することにした」(石橋ソリューション技師長)のだという。東芝グループの内部調査では、ホームIoT市場は今後5年で2倍程度に成長する見通しとのことだ。

 東芝映像ソリューションでは、ホームIoTの市場領域を6つに分類している。

 具体的には、音声AIアシスタントとの対話で機能を呼び出す「Ask It」領域、音楽配信サービスやインターネットラジオをサポートする「Hear It」領域、遠隔地から自宅を監視する「See It」領域、水漏れセンサーなどのIoTセンサーで危険を察知する「Detect It」領域、家の中の照明や空調をコントロールする「Control It」領域、トークバック機能を搭載し、遠隔地から話しかけられる「Speak It」領域の6つだ。

「TH-GW10」がフィーチャーする6つの機能群。なお、本機はオンキヨーとの共同開発で、同社が北米で発売する「VC-FLX1」と性能や音質は同じという
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